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you side
目の前の永瀬は
「何で紫耀と一緒なん?!」と怒ったり
「二人で並んで歩いとったの、妬けてまうやん」と遠い目をしたり
「あかん、泣きそうや…」と泣いてみたり
実に忙しそうだ。
そんな永瀬を、私は半ば呆れて見ている。
A「たまたま電車で会って、一緒に来ただけだよ。」
永「いやや。Aと通学すんのは、オレだけでええねん。」
もう、さすがに呆れ返ってしまい
A「廉の分からず屋!」
ふんってそっぽを向いたら
永瀬はそのまま固まってしまった。
A「あのね、さっきも言ったけど、
たまたま電車で会っただけ。
廉の友達だし、隣に座ったから少し話して、
話の流れで、廉と一緒にご飯でも食べようって誘われただけだよ。」
永「…ほんま、それだけやんな?
他に何も言われたりされたりしてないんか?」
その瞬間
『…かわいいね。』
あの時の平野くんの声と目付きを
思い出してしまったけど
振り切るように首を強く横に振った。
A「とっとにかく!ご飯行くなら廉が計画してね。私は平野くんの好きな物とか知らないし。」
永「せやな。了解や。」
あっけなく、食事に行くことが決まってしまった。
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きっちょむ(プロフ) - Kokoさん、ありがとうございます!楽しみにしていただけて、嬉しいです。おまけ、違う人目線のお話にしようと思いましたが、二人の話も入れようかな…。お楽しみに! (2019年10月22日 23時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
Koko(プロフ) - まだまだ2人の続きが読みたい!!いつも更新楽しみにしてました☆ (2019年10月22日 23時) (レス) id: 6359401af5 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - さちままさん、ありがとうございます!いつもコメント、励みでした。社会人編…いつか書けるかな。前向きに検討します! (2019年10月22日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
さちまま(プロフ) - 二人仲直りできて良かったです。又いつか社会人編とか読んでみたいです。二人のラブラブならなんでもいいかなぁと思うくらいこのお話が好き。おまけ楽しみしてます。 (2019年10月22日 22時) (レス) id: 8b1ec69824 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - りんりんさん、ありがとうございました!ここまできたら、ぜひ結婚してほしいですね!書いてて親みたいな気持ちになりました(笑)おまけも頑張りまぁーす! (2019年10月22日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きっちょむ | 作成日時:2019年10月14日 9時