君と恋を始めよう【Ren.n】

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ren side



神「そこで話は戻るけど、俺的にはやっぱりAちゃんが他の男に目移りすることはないと思う！」




永「…ほんまか？」




すっかりシュンとなってまったオレ。




神「ずっとAちゃんの話を聞いてきた俺が言うんだぜ？
Aちゃんの廉への気持ちは本物だよ。」




永「そうなんか？」



神「そうだよ。断言してやるよ！
自信持てよ、廉。顔面国宝様だろ？(笑)」




ジンがそう言うのんならそんな気ぃしてきたで！






永「よっしゃー！復活〜！」





神「(笑)早いな。
ま、また何かあったら話聞いてやるよ。

そうだ、花蓮が、また4人で会いたいってさ。」




永「あいつ元気しとるん？」




花蓮とは幼なじみで、家は隣や。

でも大学に入学してからはさっぱり会っとらん。


というのも、花蓮は隣県にある短大に通うために

一人暮らしをしとるからや。




ジンと花蓮が今どうなっとるかは、直接聞いてないんやけど


さっきのジンの口調や


イベントも何もない時に、花蓮が住んどる街の土産を持って家に来たり




そういうのんを考えると、ええ感じちゃうんか
と思っとる。







オレら4人は、あの卒業式のあと、

きちんと思いをぶつけ合うた。

泣くやつ、憮然とするやつ。

話しとる間はまとまらんかと、ヒヤヒヤしたで。






最終的に、笑い合う事ができた。





そん時オレはほっとし、Aは涙ぐんどった。




花蓮が出発する前は4人で遊びに行ったんやけど

なんや忙しくなってもうてそれっきりや。



永「ええな。Aにも言うとくわ。」


神「おう。

それからその、『しょう』ってやつと『きし』ってやつにも会ってみたいな、俺も。
廉に真っ向から挑むなんて、興味あるよ(笑)」



永「いや、ええやつらなんやって、ほんまに。」




神「廉がそれだけなつくのって珍しいから、本当にいいやつらなんだと思うよ。」







元気で、またな、と電話を切った。





ジンのおかげで元気出たわ。









それから無性に




Aに会いたなったわ。

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