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you side
「ごめん、遅かったかな？」
笑いながら聞く。
永「…ほんまは遅くないねん。オレが早く着いてしもただけや。」
永瀬の表情は固い。
A「そうなんだ。
廉も緊張してるの？珍しいね。」
私がそう言うと
永「…あんな、Aが来る前、女子の大群やら色々あってな…」
そこまで言って、永瀬はため息をついた。
どうやら、かなりの人数に囲まれてしまったのだろう。
朝から疲れが見える。
改めて永瀬を見る。
長身細身、容姿端麗。
入学式のためのスーツを完璧に着こなし
私が隣に立っているのなんて誰も気付かないんじゃないかと思うくらい
周りの視線を集めていた。
私は、というと高校の時から永瀬が尋常でないくらいモテるのを見てきた。
全く気にならないかと言えばもちろんウソだし、妬きもちも妬く。
でも、モテる状態を永瀬が好きじゃない(というより、相当嫌がっている)ことも分かっているから
とりあえずそっとしておこう、と黙って隣に立っていた。
私が黙ったのを、怒った？もしくは妬いてる？と
考えたのだろう。
永瀬は私の肩を抱き寄せ、耳に顔を寄せて言った。
「心配せんでも、オレが好きなんはAだけやで。」
「大好きや、A」
危うく抱き寄せられた肩をそのまま引かれ、抱き締められそうになり
慌てて体を離した。
「ちょっと廉！ここ外だよ！」
永「そうやけど、何が悪いん？」
しれっと言う。
付き合うまで知らなかった。
永瀬がこんなに
『甘口』だったなんて。
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きっちょむ(プロフ) - Kokoさん、ありがとうございます！楽しみにしていただけて、嬉しいです。おまけ、違う人目線のお話にしようと思いましたが、二人の話も入れようかな…。お楽しみに！ (2019年10月22日 23時) (
レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
Koko(プロフ) - まだまだ2人の続きが読みたい！！いつも更新楽しみにしてました☆ (2019年10月22日 23時) (レス) id: 6359401af5 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - さちままさん、ありがとうございます！いつもコメント、励みでした。社会人編…いつか書けるかな。前向きに検討します！ (2019年10月22日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
さちまま(プロフ) - 二人仲直りできて良かったです。又いつか社会人編とか読んでみたいです。二人のラブラブならなんでもいいかなぁと思うくらいこのお話が好き。おまけ楽しみしてます。 (2019年10月22日 22時) (レス) id: 8b1ec69824 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - りんりんさん、ありがとうございました！ここまできたら、ぜひ結婚してほしいですね！書いてて親みたいな気持ちになりました(笑)おまけも頑張りまぁーす！ (2019年10月22日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きっちょむ | 作成日時：2019年10月14日 9時
