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とりあえず浮所くんに待ってもらい、大昇に先に帰る事を告げる。
A「ごめんねー、大昇。」
私の言葉に大昇は笑って
大「ま、合宿までに話せればいいしね。それにしてもA。」
「浮所だけじゃなくて、Aも浮所に甘いな。」
なんて言う。
A「何？！別に甘くないし！じゃあね！」
大昇は薄く笑って手を上げた。
浮「Aちゃん、俺わがまま言ってごめんね」
A「え？！わがまま…とは思わないけど…。」
こんな風に答えるのは、大昇の言う通り、私は浮所くんに甘いのかな。
そもそも、なんで一緒に帰ることをすんなり了承したんだろうか、私は。
…深く考えるのはやめよう。
私は、この前一緒に出掛けてから、浮所くんに対して感じ始めた気持ちに気付かないふりをする事に決めた。
A「浮所くん、一緒に帰るのは駅までだよね？」
浮所くんはふるふると首を横に振る。
浮「Aちゃんとアイス食べたコンビニまで一緒に帰るから」
A「またそんな遠回り…」
浮「違うよ、今日俺、乗馬クラブ寄って行こうと思ったから。」
元気がないと思った浮所くんだけど、歩き出してしばらくすると、いつもの感じで話し出した。
浮「あー、何かまたAちゃんとアイス食べたいな」
A「浮所くん、乗馬クラブ寄るんでしょ？遅くなっちゃうよ」
浮「今日はちょっと寄るだけだから、アイス食べるくらいは大丈夫なの」
そんな言い合いをしながらコンビニに入ろうとしたら
「A」
聞き覚えのある声で、私の名前が聞こえた。
A「優くん…」
優「今帰りか？」
そう言いながら近付いてきた優くんは、私の隣に浮所くんがいるのに気が付いて
じっと見ながら
「彼氏…？」と聞く。
なぜか私は、違うよってすぐ否定できなくて
浮所くんの表情をチラチラ見ながら、何て返事をしようか悩んでいた。
浮「…同じ水泳部の浮所です」
否定も肯定もせずに、浮所くんが自己紹介をする。
私は何て言っていいか分からず、黙ったままだ。
その内に浮所くんと見合っていた優くんがフッと笑って
「俺は高橋優斗。」
「俺はAの…」
「幼なじみなんだ…」
そう浮所くんに告げた。
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きっちょむ(プロフ) - おれんじ がーるさん» ありがとうございます！！やっと完結です。。。またどこかのタイミングで番外編など書けたらなーと思ってます♪ (2020年8月15日 16時) (
レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ がーる(プロフ) - わーーー！！！！完結おめでとうございます(^_^)私こそ読むのがとても楽しかったです♪ (2020年8月15日 16時) (レス) id: 10e6bf4b2e (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - おれんじ がーるさん» ありがとうございます！ちょっと今回は切なくなってしまいました。。。ぜひ浮所くんの応援よろしくお願いします♪ (2020年8月2日 21時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ がーる(プロフ) - うわぁ…（泣）今回はとても切ないですね… (2020年8月2日 21時) (レス) id: 10e6bf4b2e (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ がーる(プロフ) - 読ませて頂きました！！ もどかしいですね^o^ いつもお疲れ様です！♪ (2020年7月26日 10時) (レス) id: 10e6bf4b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きっちょむ | 作成日時：2020年5月30日 16時
