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浮所くんと一緒に出た外は、ひんやりとして気持ち良かった。




A「浮所くん、一体どうしたの?」


落ち着いて座ったところで、私は浮所くんに聞く。




浮所くんはニコニコして


浮「ごめんね、Aちゃん。今さ、部屋でゲームしてたんだけど、俺負けちゃって」


A「はあ…」



浮「罰ゲームに金指とポッキーゲームしなきゃいけなかったから、恥ずかしくなって逃げちゃったの」



浮所くん、金指くん相手に『恥ずかしくなって』って…。





A「でも、何で私まで?」



私の言葉に、ほんのり顔を赤くした浮所くんは



浮「逃げてる途中に、ちょうどAちゃんがいるの見えて」



「…一緒に逃げて欲しくなっちゃったから…」

と言った。





言葉を返せず、黙ってしまった私に、浮所くんが声を掛けようと口を開いた時




金「浮所せんぱーい、どこですかー?」


なんて、浮所くんを探す金指くんや男子部員の声が聞こえた。






その瞬間、浮所くんが私の両肩に自分の両手を置き

「Aちゃん、しゃがんで!」

と言う。




咄嗟に私は足元の、綺麗に手入れされた茂みに身を隠す。






私のすぐ近くには浮所くんの顔があって、私はその事にドキドキして、顔を上げる事ができない。





1秒…3秒…5秒…。









どのくらい過ぎただろうか。




浮所くんが立ち上がって

「よし、あいつらいなくなったな」

と呟いたと思ったら









また浮所くんは私の側にしゃがみ込んで





いつの間にか私は、浮所くんに後ろからふわっと
包まれていた。









A「う、浮所くん…?」









浮「しーっ。」




「ごめん、Aちゃん。…もうちょっとこのまま…」









浮所くんの髪が、首筋に当たってくすぐったい。








私もドキドキしていたけど、それ以上に速く聞こえる、浮所くんの鼓動。






浮所くんの甘い匂いに、くらくらしそうだ。









浮「…ごめんねAちゃん。」



「Aちゃんがかわいくて、俺、止められなかった…」









浮所くんと別れて部屋に戻った後も



私の体に移った浮所くんの香りが鼻をくすぐるたびに





私はドキドキして、顔が赤くなるのを止める事ができなかった。

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きっちょむ(プロフ) - おれんじ がーるさん» ありがとうございます!!やっと完結です。。。またどこかのタイミングで番外編など書けたらなーと思ってます♪ (2020年8月15日 16時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ がーる(プロフ) - わーーー!!!!完結おめでとうございます(^_^)私こそ読むのがとても楽しかったです♪ (2020年8月15日 16時) (レス) id: 10e6bf4b2e (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - おれんじ がーるさん» ありがとうございます!ちょっと今回は切なくなってしまいました。。。ぜひ浮所くんの応援よろしくお願いします♪ (2020年8月2日 21時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ がーる(プロフ) - うわぁ…(泣)今回はとても切ないですね… (2020年8月2日 21時) (レス) id: 10e6bf4b2e (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ がーる(プロフ) - 読ませて頂きました!! もどかしいですね^o^ いつもお疲れ様です!♪ (2020年7月26日 10時) (レス) id: 10e6bf4b2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きっちょむ | 作成日時:2020年5月30日 16時

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