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浮「おーい、那須ー！Aちゃん！」
遠くから浮所くんが呼ぶ声が聞こえる。
真っ赤な顔で私を見続ける那須くんから目が離せなかったけど
浮所くんの声にハッとして、二人とも目を伏せる。
浮「あれ？二人とも赤い顔してどうしたの？」
鈴「遅くなっちゃってごめんね。」
浮所くんと一緒に、鈴音ちゃんも来ていた。
A「大丈夫だよ」
浮「じゃ、行こう」
4人で歩き出したけど、私の目はつい、那須くんを追ってしまう。
『Aさん、すっげーかわいい…』
さっきの那須くんの声が頭をぐるぐる回る。
浮「ね？Aちゃん。」
A「わっ、えっ？は？」
突然浮所くんに話を振られたけど、那須くんの事を考えていて聞いてなかった。
浮「いいよね？それで。」
A「う、うん。」
分からないけど適当に返事をしたら、那須くんがすごい勢いでこっちを凝視する。
え…何？何かいけなかったのかな…？
ちょっと焦る。
そのままテーマパークに着くと
浮「じゃ、僕と鈴音ちゃんはあっちから回るから。集合は何時にしようか？」
A「え？何？ちょっと浮所くん、待って！」
私の言葉に、浮所くんは怪訝な顔をして
浮「もー。さっき話して、Aちゃんもいいって言ったじゃんかー」
と言う。
A「そうだけど…ごめん…」
浮「僕と鈴音ちゃんはゆるい乗り物で１日ほのぼのするから、怖いもの好きな二人は、怖いもの1日ずっと乗ればいいよって話ー。」
と、いうことは…
那須くんと二人…？
嬉しいけど、まさかの展開に緊張がはしる。
A「…ちょっと浮所くん！緊張するんだけど！」
こっそり浮所くんに伝えると
浮「Aちゃん、チャンスだよ！」
と笑顔で告げられる。
浮「僕も今日頑張るからさ、Aちゃんも頑張って！」
A「応援されても緊張するものは緊張するんだけど…！」
浮「ほら、那須待ってるよ！じゃね、また後で」
私の背中を押して、浮所くんと鈴音ちゃんは行ってしまった。
那須くんと二人きり。
『すっげーかわいい…』
ああ、また那須くんの声がする。
那「…さん、Aさん…」
那須くんの声が止まらない。
「A、さん…！」
A「は、はいっ！」
那須くんが私を名前で呼んでる。
那「…俺たちも行こう」
那須くんの優しい眼差しに、胸が高鳴った。
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きっちょむ(プロフ) - めろんぱんさん» めろんぱんさん、いつも励ましのコメント、ありがとうございます！本当に嬉しいです♪次も楽しんで書きながら、めろんぱんさんに楽しんでもらえる作品、考えますね！応援、ありがとうございました♪ (2020年5月19日 23時) (
レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - きっちょむさんの作品大好きなのでまた作品楽しみにしてます(^^) (2020年5月19日 23時) (レス) id: 3589a32c79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きっちょむ | 作成日時：2020年5月2日 12時
