私の胸を見てくださいよぉ！【北信介】

女は胸が全てじゃないのにぃぃ...!! ページ1

♡





1
「お前、顔の周りの肉がふえたんちゃうか？」



「うぬ…。昨日友達と焼き肉に…。」



「どうせ何杯も飯お代わりしたんやろ。」



「うぅ……大正解です。」




2
「なんか顔色悪くないか？」



「化粧したんですぅー！」



「お前が化粧したらハロウィンのカボチャみたいやな。」



「ガラスのハートが大砲打たれてバリバリに割れとる……っ」




3
「お前の腹、打ちやすそうやな……」



「ちょっと、バレーボールじゃありませんけど！？」



「それにしてもここまな板みたいやな」



「き、きたさんんん……っ!!」








まぁ、私はいつもこの調子でメンタルズタボロなのだが、これでも"カレカノ"というやつである。





何とかして、褒められたい……っ

私は褒められて育つの……。








でもやっぱり思春期として、女の子として
1番傷ついたのは、







「お前、ほんとに胸ないなぁ。」





私はショックを受けたのと共に、絶対大きくしてやろうというアドレナリンがぐんぐん湧いた。





私は帰って枕で口を塞ぎ、






「絶対大きくなってみせるぅうううう!!」






と叫んだ。






うぅ……北さんんん







男は結局、女=胸なんですかぁ……





「ふぇ…っ、うぇええん……っ！」

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