Missing Girl Ⅰ【賢者の石】 (ページ3)

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『あーもうさいあく！！なんで私だけ怒られなきゃいけないのよ！』

ドラ「お前が走り回ってたからだろ。しかも猫の姿で。」

『ドラコが追いかけまわしてきたからでしょ！』

ドラ「お前が雑誌とったのが悪い。」

『読んでなかったんだからいいじゃん！』

ドラ「これから読もうとしてたんだ！」

ハリーが眠りについたちょうどその頃、マルフォイ家の子供部屋ではこんな会話がなされていた。

ここにいるのはマルフォイ家の双子、ドラコ・マルフォイとピアレーネ・マルフォイ。

こんな夜中に仲良く兄弟喧嘩をしているようだ。(仲良くない！！ｂｙピアレーネ)

原因は、生まれつき動物もどきで猫になることのできる妹のピアレーネが、猫の姿でドラコから逃げていたところ、親に怒られてしまったこと。

彼女はほかに例がない先天性動物もどきであるが故、未登録だ。

そのため、むやみに猫にならないように指導されてきている。

それにも関わらず、頻繁に猫の姿になっては遊んでいるので、両親はひどく困っているようだ。

ドラ「どこに行く。」

『夜の散歩。』

ドラ「懲りずに猫の世界を俳諧するんだな。」

『私の自由でしょ。』

ドラ「明日、寝坊しても知らないからな。」

今さっき叱られたばかりだというのにこのありさまだ。

『明日なんかあったっけ。』

ドラ「ダイアゴン横丁。」

『はっ！！寝る！！！！』

今日の夜の散歩やめたはようだが…。