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表さない 155話 ページ33

「何してんだ…?」
『いや、どこか損傷していないかなって』
私がブリザーブドフラワーを見てると岩泉が“こいつ、大丈夫か”って目で聞いてきた
心外だね…。傷つきやすいんだよ、ブリザーブドフラワー

『ま、大丈夫かな…?』
幸い、少しの損傷で済んだ。貰った日に破壊とかどっちからしても最悪だから良かった

「良かったな」
岩泉が突然言った。
どういう意味かはすぐにわかったからすぐに返す
『まぁ、嫌な気持ちではないね』
「いいじゃねえか、こっちは毎回あいつが俺のとこにくるからな、0時に」
苦笑い(というか呆れ顔に近い)しながら言った
あいつ…おい君のことだね。それは私も嫌だわ

『あはは、それは可哀相に…
それでそれで岩泉君は私に何かないの?』
キャラではない感じに言う
岩泉は“おまえなぁ…”とか呟いているけど
なんかかんだ言ってゴソゴソとしているからちゃんと準備しているみたい。まぁ去年もくれたしね。
いい幼馴染で私が唯一話せる(前世)人だからついつい饒舌になった

そして岩泉は“ほらよ”って小さい小鼓を渡してきた

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作者名:北海道産のトラ | 作成日時:2016年10月21日 21時

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