検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:96,412 hit

表さない 152話 ページ30

次に渡されたのは縁下たち三人
それなりに大きい立方体の箱
なんだろうか…また興味にそそられる
パサッとりぼんを取って鋏で包装紙を切ると

「花?」
アクリルの立方体の中に花が飾られている
これは…『ブリザーブドフラワー』
私がそう答えると縁下たち三人は驚いた顔をした
「良く知ってますね」『……まぁね』
知識だけはあるから
『それにしてもブリザーブドフラワーって良いね、アクリルで囲ってるし高かったよね?』
「それは気にしちゃダメですよ」
『ごめん、つい』
やっぱり高校生の収入を考えるとね...

「えっとブリザードフラワーってなんだ?」
澤村が聞いてきた
『ブリザー“ブ”ドフラワーね
簡単にいうと...花粉とかの心配がなくてレストランとかでもおける花かな…
造花とは違って元が生花なんだけど
まぁちゃんというなら生花を特殊液に浸して水分を抜いた花のことかな』
「へー、清水は物知りだな」「俺たちも誕生日プレゼントに良いとしか知らなかったので…驚きです」
『まあね、アクリル板に囲われているから空気中に晒される心配もないし後は紫外線とかかな?』
箱だと落としにくいし、テーブルの上に置いて飾ろうかな

『ありがとうね』

表さない 153話→←表さない 151話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (130 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
505人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:北海道産のトラ | 作成日時:2016年10月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。