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表さない 148話 ページ26
私の手には大小様々な包装紙で包まれたプレゼントがある
一番大きいのは西谷で一番小さいのは菅原
「料理できるのは清水くらいだからなこれくらいしかできなかった」
すまんと澤村は謝ってきたけど私の心はぽかぽかで先ほどまでのだるさはなくなっている
つまり、悪い気分ではないむしろ嬉しい
伝えたのは一昨日なのにきちんとプレゼント用意してくれる辺り澤村たちの優しさが見える
まぁ、照れる所もあるし『ありがと』と控えめな言葉でしか返せなかったけど
それでもう用がなくなったと思い澤村たちに別れを告げようとしたら
「潔子さん是非見てください」
西谷にそう言われた
「清水、帰る前にプレゼント開封するべ?」
西谷を皮切りに菅原も続いた
他の人も口には出してないけど目が語ってる
他の人がどんなのあげたのか知りたいのが本心だろう
まぁでも、確かに貰ってすぐ帰るのは流石に悪いと思い了承した
『じゃあ小さい順に開けるね』
私の言葉にみんな頷き、菅原のプレゼントをみつめた
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作者名:北海道産のトラ | 作成日時:2016年10月21日 21時