表さない 124話 ページ2
烏養監督が休養を取った後はトントン拍子で事が進んだ
つまり、縁下たち一年三人が帰ってきた
これに対して澤村たちや西谷たちは結構喜んでいた
まぁ黒川主将の強い一言が入ったけどね…
春高までに帰ってきてくれて私も安心した
休憩になったから
いつもどおり私はスポドリとタオルを持って三年、一年、二年の順に回る
先輩が最初なのはもちろんのこと田中たちに絡まれにくくするため
部員に配り終わるとふと澤村に話しかけられる
他の人は人で話しているから気づかれてないみたいだけど
「縁下たちが戻ってきてくれてほんと助かったな」
『そうだね』
「……清水、俺で良ければ相談にのるぞ?」
『……はい?』
いきなりなにを言い出すんのさ…
「いや、清水だって悩み事あるんじゃないか?って…」
澤村がたどたどしく言う
…正直言って怪しい。
やっぱりこの前のことかな?
きっと澤村は私としては結果オーライとして片づけたことのことを言っているのだろう
確かにあれは口が勝手に言ったけど誰だって口走らせることはあるし
だから『特にない』
「そっか、なんかあったら言えよ」
“俺ばっか頼るのもあれだしな”
澤村はそう言って笑った
表さない 125話→←設定 振り返り・これまでで変化した部分(簡略版)
505人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:北海道産のトラ | 作成日時:2016年10月21日 21時