【男性】シェア、ハウス……だと？4【声優】

階段から走馬灯行き ページ30

ある夜、仕事終わりで小野くんと帰ってたら、足外して階段から落ちた。
一瞬で、人生終わったと思った。
　

小野「A〜、死なないでぇ…」
貴「ん……」
小野「A？Aー！！」
貴「いってぇ！？」
　

目覚ましたら、小野くんが肩めっちゃ揺らすから。
そっちに痛みが走るんだけど。
　

貴「いてぇ……ここは、病院？」
小野「そうだよ、Aが階段から落ちたから……自力で運んだんだ」
　

マジでか、自力で私を病院に運んだのか。絶対、体重ばれた。
　

貴「重かったですよね……」
小野「全然っ、軽かったし。そんな事よりAが大事だったから」
　

イケメンかよっ……！？
ちょっ、照れるんですけど。

　
小野「あ、さっきお医者さんに聞いたら、軽い打撲と擦り傷だけで済んだって。でも、驚いてたよ普通だったら骨の2、3本いってるって」
　

お医者さんって言ってるところが、可愛いんだけど、それってさ、私が頑丈ってことでしょ？
別に良いけどな。
　

小野「今、みんな電話するよ」
貴「そうですか、ありがとうございます……あ！」
小野「！？どうしたの？」
貴「小野さんちょっと提案が……」
　

*
　

こうして、皆さんに嘘をついて、記憶喪失になったと言う。
皆さんには、悪いけど。
ちょっとばかしの暇潰しで。
　

愛されてるなんて……→←記憶が喪失した。神谷side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す