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それから俺は渉から。渉は俺から。
お互いベッタリくっついて
片時も離れることがなくなった。
手を繋いで、ハグをしたり...
本当の恋人のように、デートして
沢山唇を交わした。
.
だけど忘れてた。
俺達は『期間限定の恋人』なんだってことを。
それと、本当の俺を。
.
.
.
.
ーーー
ーーーーーーーー
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1人、廊下を歩く。
窓から見える景色に、サッカーをしている
クラスメイが映り込んだ。
「体育なんかやってられっかよ...」
.
渉と二人してサボろう。
そう言って、俺は図書館から
渉を迎えに教室へと向かっていた。
.
静かな廊下には俺の足音だけが響き
早く渉に会いたくて仕方なくなった。
でもすぐに
廊下の突き当りに渉の姿が見えて
俺は我慢出来ずに駆け寄った。
.
.
.
「わたる！」
「ンっ...もぅ。
みっちゃんはキスが大好きだね」
「好きだよ？渉とするのが〜」
「んふふ...俺も
…大好きだよ、みっちゃん。」
「んふふ…、渉…」
.
二人して名前を呼び合い
俺達は熱いキスを交す。
だけど、横目に見えた人物に
思わず渉を突き飛ばしてしまった。
.
.
渉は尻餅をついてしまったけど
『もう、痛いなぁ』
と、いつもの調子で悪態をついた。
途端、凍えるような冷たい風が
俺のナカを突き抜けていき
嫌な汗が握り締めた拳に滲んだ。
.
「わたる…？」
「もう… 1週間経ったよ」
「え…、わたる？…なに、言って…」
「みっちゃんは勘違いばっかだよね」
.
次の渉の言葉に俺は、言葉を失った。
「太輔は知らないよ...
みっちゃんが襲われたこと。
太輔は、知らない。」
「…っ、どういうことだよ。渉！」
「それに、俺達はもう恋人じゃないでしょ？
いつまでも渉って呼ばないで。
…終わりだよ。」
.
藤ヶ谷は、知らない？
どういうことだよ…
俺は勝手に勘違いして、藤ヶ谷を避けてたってこと…？
.
(俺は一体、なんの為に…)
.
カラダから力が抜けていくのを感じた。
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じぇし(プロフ) - 君色。さん» 君色さんこんにちわ。ありがとうございます^_^更新は遅いかと思いますが、引き続きよろしくお願いします^^ (2018年1月13日 12時) (
レス) id: 8a24218bb8 (このIDを非表示/違反報告)
君色。 - すっごく面白いです！これから二人がどうなっていくか、見所ですね！ (2017年12月28日 12時) (レス) id: 51a53eab2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じぇし | 作成日時：2017年12月9日 21時
