日常［bts］ (ページ11)

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11.つづきページ11

グクサイド

「グク」

朝の眩しい日差しに顔をしかめるが、まだ目を開けれない

あの後、もうなんか疲れて即寝てしまった

「グク」

ぽんぽん、と肩を叩かれる

僕が好きな声

ハルだ

「ん。。。。ハル。？」

まだ目を開けずに声がする方向に体を向ける

「うん、帰り遅くなってごめん、今帰った。」

ごめんね、と優しく頭を撫でてくれる

はーーーーー

そんな事されたら許してしまう

「別に、ていうか、なんでこんなに帰り遅いの。？」

純粋な疑問だったことをぶつける

カトクが来た時点でだれを深くは言わなかったが

ずっと気になっていた

「んふふ、グク、目開けて」

そう言われて、ゆっくりと目を開けると同時にハルもかぶっていたフードを下ろす

「じゃーん！どう？」

ハルの髪色は綺麗な青緑色になっていた

「え！！！？！なんで？？？！」

僕が知る限りハルはあまり髪の毛を染めない

事務所の意向らしく、ハルは黒髪がベストとなっていて、染めても茶色ぐらいだった

ハルが染めたい！って思わない限り、まあ多分思うことはないと思うけど、事務所の言うことにちゃんと従う子だから。

だから、尚更驚いた

「なんで？？事務所は黒髪がベストなんじゃ」

「そう言ってたんだけど、こないだの撮影前に、黒以外の髪色に染めようと思うからなんか色考えててって言われて。」

「うん」

「でも全然浮かばなかったから、テヒョンイヒョンに、今何色の気分ですか？って聞いたの」

「うん？」

なんじゃそりゃ

「そしたら、青緑色かなって言ってくださったから、この色にしたの。」

テヒョンイヒョンが言った色に髪色を染めたのはなんか納得いかないけど

「僕に聞いてくれればよかったのに」

「そうしようとおもったけど、グク鋭いし、秘密にした状態で1番にグクに見せたかったんだ」

へへ、と照れ笑いをするハル

もうなんでも許せそう
1番に見せたい、その言葉が嬉しくて頬が緩む

「そっか、でも次染める時僕も染めるから言ってね」

「うん！よーしヒョン達にも見せに行くぞ～」

ワクワクしながら部屋を出ようとするハル

「ハル、」

「なに？」

どんな時でも笑顔で振り向いてくれる

本当に優しい僕のルームメイトであり

「超綺麗だよ、似合ってる」

最高のパートナー

「本当！？ありがとう～！！」