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そう声を荒げた後輩を、まあ言いたいことは分かる、と頷くギャレスとでもあいつら蜘蛛だし、足八本あるだけだし……別に確かに硬いけど…とぶつぶつ言い続けるルーシー。
「まあ、怪我がなかったからよかったじゃん……」
「それはそうですけど。はぁ……」
盛大なため息をつくアルバスと若干いじけたルーシーを見てケラケラと笑うギャレス。初めて出会ったはずの二人に心地良ささえ覚えている自分に困惑するアルバスは、遠くの方で予鈴が鳴るのを聞いて少し焦る。
「先輩方、もう少しで次の授業が始まりますよ」
「あっ！やばいやばい。シャープ先生に怒られる！急ぐよギャレス！」
「えっあ、ちょっと待って！悪いねアルバスまた後で！」
そう言い残し後者の方へ駆け抜けていく先輩をボーッと見つめた後に自分も変わらず授業があることを思い出し、慌てて校舎へ戻っていった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「やあアルバス」
「………こんばんは、ルーシー先輩」
「いけない子だね、こんな夜中に出歩いてるなんて」
アルバスがルーシーとまた出会ったのは、消灯後の深夜のホグワーツ城の階段でだった。
監督生であるルーシーはまだ慣れない深夜の見回りをしていた。ちょっと前までは見回りをしている監督生たちから隠れてコソコソとしてたのになぁ、と感慨深い気持ちになっていたら、感じ慣れた目眩し魔法の気配を察知し、すぐさまレベリオを唱えた。すると現れたのは入学初日から気になっている不思議な気配を纏った後輩だった。
バツの悪そうな顔をしているアルバスを見て、監督生として注意すべきか、同じ事をしていた先輩として見逃してあげるべきか悩んでいた。
続く
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桜(プロフ) - ダンブルドア・アルバスではなくてアルバス・ダンブルドアじゃないだろうか？ (5月6日 10時) (
レス) @page3 id: e22cbff476 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - この先輩概念のやつめっちゃ好きなのだがもう続きは出ないのだろうか… (1月29日 19時) (レス) @page7 id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐うどん(元稲荷) | 作成日時：2023年12月11日 0時
