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北「なぁ、タイミングって大事やと思うか？」
『…タイミングですか？』
帰り道、何のかは分からないけど
タイミングの話になる
北「でも、とられる前にとらんとあかんよな」
『な、何の話ですか…？』
ますます私の頭を混乱させる先輩
すると、歩いていた足を止めて
私を真っ直ぐ見詰める
茶色の瞳に吸い込まれそうになる
北「好きやねん、Aのこと」
ついに幻聴が聞こえるようになったの？私
いま、彼の口から好きって言葉が
北「今日、改めて気付いたわ。俺、アイツらにA触られるの嫌やねん」
『せ、先輩？』
北「ん？どうした」
『あ、いや、その』
好きだから、触るなってこと？
あんなに完璧な先輩も嫌なことあるの？
北「すまんな、やっぱり困らせたか？好きな人おったもんな、A」
『い、いえ！私の好きな人は信介先輩です！』
私のめいいっぱいの勇気
もうここまでの流れが急過ぎて
頭は軽く混乱してる
でも、ちゃんと、伝えなきゃ
私は好きです、前からずっと好きですって
北「なんや、俺の事やったんかアレ」
『あれ…？』
ぽわわっと過去を振り返る
当てはまったのはぶわーーっと気持ちが
溢れてしまったあの日
思い出しただけで恥ずかしくて俯く
北「顔、見せてや」
『む、無理です』
北「俺の事、あんなに言うてくれるくらい好きなんやろ？」
そ、そんな言い方するんですか先輩
私はゆっくりと顔を上げた
すると今まで見たことも無い
穏やかで少し色気のある顔をして
私の額にキスを落とす
『せせ、せ、せんぱ』
北「すまんすまん、ついな」
この人、恐ろしいよ…
こんな簡単に私の事困らせてくる
『…そういうとこも嫌いじゃないです』
北「はは、ありがとさん」
『で、でも…あの…、また明日電話しても良いですか』
夢じゃないかって確認したい
本当に先輩が私を好きなのか確かめたい
そう言ったら嫌がりますか？
北「ええよ、俺も声聞きたいし。これからは遠慮せんと連絡しておいで。俺もするから」
『…はいっ』
どうしてこんなにも私の心を見透かすように
安心させてくれるの？
前世はエスパーしてました？
それとも心読めちゃうとか？
私がくだらないことに悩んでいると
手を握られる
北「足も出してるし、手もこんな冷えてるから中入り」
『分かりました、あの本当に今日はありがとうございます』
北「俺も、Aと２人きりで楽しかったわ」
そういって握っていた手を離されて
彼は帰ってしまった
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りょうまる。 - 男ですが北さんかっこよすぎてヤバイッス、、 (7月15日 22時) (
レス) @page24 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
比奈(プロフ) - ミホさん» ミホ様 > コメントありがとうございます！そう言って貰えるのめちゃくちゃ嬉しいです(；；) 読んで頂きありがとうございました🦊🤍 (2023年2月3日 19時) (レス) id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - めっちゃキュンキュンしました！完結おめでとうございます。 (2023年2月3日 19時) (レス) @page24 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
比奈(プロフ) - フェアリーさん» フェアリー様 > ありがとうございます！北さんも男子高校生なのできっとそういうだろうという完全なる妄想ですね（ 読んで下さりありがとうございます！🦊🤍 ︎ (2023年2月3日 19時) (レス) id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー(プロフ) - 完結おめでとうございます！北さん、最後の言葉、好き(語彙力低下) (2023年2月3日 19時) (レス) id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むむたろう | 作成日時：2023年1月30日 10時
