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北「峰さん、もうええよ」
『あ、…すみません』
北先輩の声で私の言葉は止まった
北「…俺、そんなん聞きたくなかったわ」
私の耳に届いた言葉は
あまりにも残酷だった
ああ、やっぱり言わなきゃ良かったんだ
迷惑だったのかな
『…あ、あはは、ですよね！すみません引き止めちゃって！…で、ではおやすみなさい！』
絶対顔引き攣ってるよ私
でも笑ってなきゃ
北先輩に頭を下げて寮の中へ走った
上手く笑えてたかな、最後
もっと笑う練習しとけば良かったな…
込み上げてくる涙は留めることはもう出来なくて
ぶわぁぁぁと大量に流れた
みっともないな、浮かれてたな
あの夢は予知夢だったんだ
言っちゃいけないって
言ってしまったら全て終わるよって
そう意味だったんだ
考えれば考えるほど全部消したくて
ひたすら泣き続けた
.
季節は過ぎていき、気付けば年末
外はすっかり冬
赤や黄色に色付いた葉もすぐに散っていった
私の恋みたいだね
心の中で皮肉を言うと
川谷さんからのメッセージ
【あの後、進展ありましたか？】
そっか、話してなかったな
そう思いながらスマホを持ち
返信しようとする時にあのグループに目が止まる
“北さんの弱点探り隊”
そんなのあったな
もう関係ないからいいや
何も言わず私はグループを抜けた
川谷さんに色々話すと凄く心配してくれて
何だか少し暖かい気持ちになった
久しぶりに外でも行こうかな
川谷さんのおかげで気分が少し回復
まだ昼間だし、年末に向けて買い込むか
重たい身体を起こし、身なりを整えて外へ出た
『さんむ…』
マフラーを巻いて身を縮める
外はもう年末年始に向けて大忙し
スーパーにいく途中にある神社の前を通る
今でも鮮明に覚えてる北先輩の浴衣姿
また、見たかったな
ズキッと心が痛む
深い溜息をはいてまた足を進める
スーパーにたどり着いてカゴを持つと
私の少し前に見覚えのある後ろ姿
神様は本当は居ないんじゃないかと
心の奥底で恨んだ
前に居たのは北先輩とお婆ちゃん
２人楽しそうに笑ってた
私もああやって北先輩と笑っていたかったな…
視界に入らないように
そしてなるべく気にしない様に買い物をしていたら
侑「ああああ！！A！お前！なんで抜けたんや！！」
治「そや！俺たちの長年の夢壊す気か！」
と、騒がしい双子が現れてしまった
この声に前にいた北先輩もこちらを振り向いていた
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りょうまる。 - 男ですが北さんかっこよすぎてヤバイッス、、 (7月15日 22時) (
レス) @page24 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
比奈(プロフ) - ミホさん» ミホ様 > コメントありがとうございます！そう言って貰えるのめちゃくちゃ嬉しいです(；；) 読んで頂きありがとうございました🦊🤍 (2023年2月3日 19時) (レス) id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - めっちゃキュンキュンしました！完結おめでとうございます。 (2023年2月3日 19時) (レス) @page24 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
比奈(プロフ) - フェアリーさん» フェアリー様 > ありがとうございます！北さんも男子高校生なのできっとそういうだろうという完全なる妄想ですね（ 読んで下さりありがとうございます！🦊🤍 ︎ (2023年2月3日 19時) (レス) id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー(プロフ) - 完結おめでとうございます！北さん、最後の言葉、好き(語彙力低下) (2023年2月3日 19時) (レス) id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むむたろう | 作成日時：2023年1月30日 10時
