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『すみません、ありがとうございます』


北「ええよ。なんかあったら呼んでって言うたしな」


侑「俺も手伝ったんやし、俺にも礼を言え」



『…あつ 「そんなこと言わんでも峰さんはちゃんと礼言えるで?な?」





危ない、ツムの挑発に乗るとこだった
慌てて少しよそよそしく“侑くんありがとう”と
笑顔を向けるとイヤーな顔をして
ツムは再び体育館の外へ


てか、結局この2人に持たせてしまった



未熟だ
筋トレでもしようかな






北「そこのクーラーボックスに入れといてな」


『はい!走り込みですよね?行ってらっしゃいませ』


北「…なんか、峰さんおもろいな」






私のかしこまった言葉がツボなのか
いつの日か遠くで見た笑顔を
近くで見てしまった


嗚呼、もうダメだ
私は先輩の虜になってしまう




体育館を出た北先輩を見送ると
へにゃと力が抜けてその場にしゃがむ

はあ、戻れなくなっちゃったじゃん…




私は言われた通りに
ドリンクをクーラーボックスにつめていった










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水も滴る、…いや汗も滴るいい男は
この世に本当に居たんだな


無駄に顔面の強い双子を嫌な顔で見てしまう
認めたくない事実だ


その視線に気付いたのか
ツムがべーっと舌を出す

サムもそれに気付いて手を振ってきた


すると北先輩の“おい、集中しろ”が聞こえてくる
怒られてるのをみてくすっと笑みが溢れてしまう



こんな近くで見たことの無い練習
2年生みんなもそうだけど
北先輩が本当に丁寧で綺麗なプレー

カッコイイな




監督さんたちの話してる言葉も
なんとなく紙に書き留めながら
それぞれが言われてることをまとめる


そういえば、この人達
インターハイ準優勝してたな…



さっきから試合をグルグル回してるけど
みんな稲荷崎(うち)に敵意剥き出し



それに気付いているも
余裕の表情

北先輩もなんならいつも通り




あ、また北先輩戻っちゃった
交代が多い

監督曰く、空気を締めてくれるらしい
確かに角名は北先輩入る時だけ真面目というか
サボりきれない感じが見て分かる



その後も私はひとりひとりが
言われてるアドバイスや

相手チームの動きをひたすらにノートに取った








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設定タグ:HQ , 北信介 , 稲荷崎   
作品ジャンル:恋愛
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比奈(プロフ) - Ninonさん» Ninon様:コメントありがとうございます!可愛いと言って貰えて多分喜んでると思います!この2人を見てる限り少し長い話になってしまうかもしれませんが最後までよろしくお願い致します!🦊🖤 (2023年1月29日 10時) (レス) @page12 id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
Ninon - 北さんと夢主ちゃんがかわいすぎて!応援してます(^^) (2023年1月29日 9時) (レス) @page10 id: 8449700e48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むむたろう | 作成日時:2023年1月27日 5時

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