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それから、たまに予定の合う木曜日は一緒にレストランへ行くようになった。オリジナルだけじゃなくてポップスやクラシックも練習しているみたいで、時々 その成果を披露してくれた。
けれど ある木曜日。突然、バイト先からいなくなってしまった。次の日になって下駄箱をみても靴がない。先生に訊くと、一昨日から休んでるとのことだった。体調が悪いのかと聞くと「あいつ委員会いってないんだろ、お前を見習ってくれれば…」と、なんだか誤魔化されたように感じた。その日はめちゃくちゃ心配して、いないとわかっていながらも弁当屋に行ってみた。知らないレジの人に話しかけられ、そのままお店を去るのは悪くてお弁当を買って出た。
帰り道 レストランへの階段を見つけたけれど、一人じゃ入れなかった。
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作者名：きたほ | 作成日時：2020年8月18日 2時
