《◼◼◼◼のカルテ》 (ページ9)

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記録．7 ページ9

暗夜「んんﾞ…喉乾いた…」

なんか俺夜に起きること多くね…？(メタい)まぁいいや

とりあえず飲み物は食堂にしかないからそこに向かう。

部屋から食堂は近いから助かるけど光がないんだよなぁ〜

お化けとかは怖くない。本当に。

暗い中歩くと、なにかの角に小指が当たったりするからそれが怖い。ガチで痛い。

まぁしょうがないんだけどね〜…

……？食堂に誰かがいるみたい…

ガチャ…

なぎさ「…どうしたのこんな夜中に」

暗夜「なんだぁ…なぎさかぁ〜………まぁいいや、水飲みに来た」

なぎさ「なんだったなによ。お化けでも期待してたの？」

暗夜「ま〜ね〜……あ、瑠美…だっけ？大丈夫だった？」

なぎさ「瑠美？『良い子そうですね』って言ったよ。びっくりしたわ…あの子がこんなに早く怯えなくなるなんて……歳が近いからなのかしら？」

暗夜「まじ？よかったぁ〜！

ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ

っはぁ〜！水うまっ！」

なぎさ「うっるさいわね……あー…なんか、眠くなってきたわ…あんたも寝なさいよ？」

暗夜「ん？うん、まだ眠いから寝る」

ガチャ

俺が部屋に戻ろうと食堂のドアを開けた時。黒スーツを着た大人が階段からのぼってくるのが見えた。

暗夜「へっ……？」

確実に学校で見た…襲ってきたヤツらにいて…それも一番嫌な気配がするやつ……そいつがいた…

そんな0.5秒もしないような一瞬でなぎさは俺を物陰に引き寄せた。

気づくと俺は汗をかいて、手も震えていた。
これが「トラウマ」と言うやつなのだろう。

暗夜「どうして…」なぎさ「うるさい静かに…」

外の足音が聞こえる。その足音は食堂を過ぎ、俺や瑠美の部屋に向かっていった……

じゃあ…あいつの目的は瑠美ってことか？！
『助けたい』そんな気持ちはトラウマに勝てるわけがなく、冷や汗と、ついに足まで震えてきた。

ガタｯｺﾞﾄｯﾊﾞｷﾊﾞｷｯ

暗夜「ｯ?!」

急に部屋の中が壊れるような音が聞こえた。