244話 ページ9
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「どれもめちゃくちゃ美味しいです！」
緑谷くんが冬美さんの料理をベタ褒めしていると、それをウザったく感じた爆豪くんがキレる。賑やかなものだ。
どうやら轟家には元々お手伝いさんがいたらしいが、その方が腰をやって引退してからはずっと彼女が料理をしていたらしい。
そりゃこんなに上手になるわな……
「夏も作ってたじゃん！かわりばんこで」
「え！？じゃあ俺も食べてた！？」
おっ、ここから話を広げてより家族仲を深められるかな。
そんなことを思ったが、そう上手くはいかないようで。
「あー、どうだろ。
俺のは味濃かったから……
エンデヴァーが止めてたかもな」
賑やかだった食卓に張り詰めた空気が広がる。
広がって欲しかったのは話だったんだけどな！！
先程まで動かしていた箸が思わず止まった。
背中に冷や汗が垂れる。
「焦凍は学校でどんなの食べてるの？」
この空気を何とかしようと、冬美さんが轟くんに質問する。
それに彼が答えようとしたが、さっきの話題を続けようとしたエンデヴァーと被り、またしても最悪な空気になってしまった。
ど、どうすれば……
心の中であたふたしていると、夏雄さんが「ごちそうさま」と言って立ち上がった。
冬美さんがそれを止めようとするも虚しく、障子の閉まる音が静かな部屋に響く。
悲しそうな顔をする彼女を見て、こちらまで胸が痛くなった。
どうにかしたい気持ちもあるが、外野が余計な口出しをしていいものなのか。
そんな疑問が渦巻いて、私にできることは何も思いつかなかった。
重い空気のまま食事は終わり、食器を台所へ片付けに行く。
居間へ戻る廊下を歩きながら、私たちは小声で話をしていた。
緑谷くんは私たちが轟くんの過去を知っていることに驚いているようだ。
私もまさか爆豪くんが知っているとは思わずびっくり。
「つーかよ……」
そう言いながら眉間に皺を寄せる爆発頭の彼。あ、いつも寄ってるか。
居間の前に来ると、障子越しに轟くんと冬美さんの会話が聞こえた。
全てがちゃんと聞こえる訳では無いが、耳に入る声は暗い。
入りづらく思ったが、隣の爆豪くんは容赦なく開けて言い放った。
「客招くならセンシティブなとこ見せんなや！！
まだ洗いもんあんだろが！！」
冬美さんは慌てて口を覆って謝る。
爆豪くんはぶつくさ愚痴を吐きながら食器を重ねていった。
私達も弾かれたように机の上に残る皿を集めていると、今度は緑谷くんが口を開いた。
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
