241話 ページ6
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エンデヴァー事務所に到着すると、サイドキックの方々が元気にお出迎えしてくれた。
声が特に大きいバーニンは、30人以上いるサイドキックを背に「あんたらの活躍する場はない！！」と言う。
「面白ェ。プロのお株を奪えってことか」
「そゆこと！」
このインターン、私が彼らのお世話になることはあまりないだろう。
そもそも一緒に活動することすら無いかもしれない。
毎日入る任務とその後処理に追われる私に何かを学ぶ暇などないから。
でも、折角憧れのヒーロー・エンデヴァーの下に来れたのだから、少しくらい彼と共に事件解決をしてみたいものだ。
「そんじゃあ早く仕事に取り掛かりましょうや。
ヘラ鳥と白髪に手柄ブン
ああ、さっきのやつか。
あれは仕方なかったんだ。三人じゃ間に合わないかもしれなかったから。
手柄を奪うつもりなんて毛頭ない。
ましてや爆豪くんのとか後が怖すぎて。
「威勢は認める！エンデヴァーの指示を待ってな！！」
「100件以上捌いてんだろ、何してんだよ」
「かっちゃん もうやめてヤバい」
「ハッハッハッハ！いい加減にしろよおまえ！！」
爆豪くん悪態に少しばかり怒っているように見える。
まあバーニンはこの程度でガチギレしないので気にしなくていいだろう。
その時、私のスマホから着信音が流れた。
急いで取り出すと、そこには見慣れた番号が表示されている。
——————事件か。
彼らの様子を横目で見つつ、私は応答ボタンを押した。
案の定エンデヴァーの管轄外でのヴィラン発生で、手を貸すようにと言うものだった。
「私行かなきゃ」
「仕事か？」
「うん」
その場を離れようとする私に問いかけた轟くんに端的に答える。
一刻を争うことだから早く行かねば。
「そうか。
……死ぬなよ」
小さくそう言った彼の声は、いつものクールな様相からは想像もできないほど弱々しかった。
前に腹を刺されて入院したことがトラウマにでもなったのかな、なんて自意識過剰だ。
私のことを思ってくれていることは素直に嬉しい。
でも、彼を心配させる訳にはいかないんだよね。
「大丈夫だよ、多分」
そう笑いかけるが、轟くんの顔は完全には晴れなかった。
あーあ、守るべき人にこんな顔されるなんてヒーロー失格だ。
心の中でそう嗤った。
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
