278話 ページ43
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それからまた数日後、緑谷くんが目覚めたことを知った。
そして彼が雄英を出ていくことも。
たしかに死柄木は彼を————ワン・フォー・オールの居場所を補足できる。
もし緑谷くんが雄英にいたら、そこに避難した人々にも被害が及ぶかもしれない。
それに、言い方はあれだが緑谷くんをダシにして死柄木たちの居場所を突き止められるのでは、とも考えていた。
だから緑谷くんが一緒に行動してくれるのは、こちらとしても好都合だ。
また、オールマイトも同行するようだった。
緑谷くんの師だから彼の“個性”についても理解があるだろうし、丁度いいだろう。
■
ざくりと肌の裂ける音が聞こえる。
……やらかした。
今日もいつも通り社会に溢れたヴィランを捕まえようとしていた。
しかし少しだけ気が緩んでしまい、相手の“個性”によって生成された刃が腕を掠る。
幸いにも傷は浅い。この程度なら大丈夫だ。
無事ヴィランを倒し、警察へ渡す。
キリもいいしそろそろエンデヴァーたちと合流しようかな。
翼を生やし、地を蹴る。そして腰に携えたポーチの中から通信デバイスを取り出した。
以前トップ3のチームアップに同行したいと願い出た。
それは世間に公表されていない。されているのはあの三人のことだけ。
緑谷くんとオールマイトがいることも同じく非公表だ。
あの二人を中心にして、そこから数kmほど離れたところでエンデヴァーたちは活動している。
私はそこからまた少し離れた場所を担当することになった。
彼らの中で、今 最も機動力があるのは私。
本来ならばホークスが一番なのだが、彼は掃討作戦にて多くの羽根を焼かれてしまった。
それによって繰り上がりで私が最速に。
比較的自由に行動できるが、定期的に連絡・合流をしている。
いつ死柄木やオール・フォー・ワンの刺客が現れるか分からないからね。
その日の夜、ヴィランとの戦いで負った傷の処置をしていると、ホークスが傍に来た。
「大丈夫？手伝おうか？」
「……じゃあ、お願いします」
包帯を巻こうとしていたのだが、どうにも上手くいかず手こずっていたのが見えたらしい。
申し訳なく思いながらも彼に任せることにした。
テキパキとそつなくこなすホークスに感嘆の声をあげる。
「応急処置も“速すぎる男”……」
そんな私を見て、彼は軽く笑った。
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
