266話 ページ31
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「POWER！！」
突然聞こえた溌剌とした声。
金髪碧眼の彼————通形先輩は、やってきた脳無全員に拳を振るう。
しかしすぐに体勢を立て直した相手はまた襲いかかってきた。
腕の中にいた波動先輩が動き出す。
よかった、それなら私もいける。
ジーニストを狙う脳無らへ炎を撃った。
飯田くんや波動先輩も自身の“個性”を活かしている。
「
“バクゴー”」
「それは仮だ！
あんたに聞かせようと思ってた！
今日から俺はぁ……
大・爆・殺・神 ダイナマイトだ！！」
また爆殺かよ……
心の中で彼の名前にツッコむ。
彼が一番に名前を教えるって言ってたのはジーニストのことだったのか。
たしか職場体験があそこだったんだっけ。
通形先輩だけが彼の名前にユーモアがあると褒めていた。
ユーモア……？？
「っと、危ない」
顔面から落ちようとしていた爆豪くんの腕を慌てて掴む。
傷口が開き、彼のコスチュームに血が飛び散った。ごめん。
痛みに顔を顰める。
「さて、どうやら
ここを抑えて総決算だ！！」
患部に響かないように彼を降ろし、またすぐにジーニストの援護に向かう。
が、ついに巨人の拘束が解かれてしまった。
まずい、早く立て直しを……
そう思った時、大男の顔めがけて拳が振るわれた。
辺りには赤い火花が散っている。
エンデヴァーだ。
荼毘の言葉に負けず、また立ち上がったんだ。
地面を揺らして「マキア」と呼ばれる巨人は倒れた。
その様子はどこかおかしい。
すると、通形先輩が思い出したように笑みを浮かべた。
「山荘からの連絡にあった……
効果は無かったって報告だった……！
麻酔が効いてる！！！」
麻酔だなんて、そんなの聞いてない。
私たちは死柄木の放った電波のせいで連絡が取れなかったけれど、通形先輩たちは離れていたから影響を受けなかったのかな。
それなら納得がいく。
ジーニストは再びワイヤーでヴィランたちを押さえつけた。
とにかく敵が弱ってる今のうちに、やれることはやっておかないと。
炎で勢いづけた蹴りを入れる。
しかし焼いた先から再生していくせいで全く効いていない。
負傷しているのもあり、だんだん自分の身体が重くなっていくのを感じる。
でもそれに甘えていられない。
なんとか痛みから気を逸らして攻撃を続けた。
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
