265話 ページ30
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「念願のNo.1はさぞや気分が重かったろ！？
世間からの賞賛に心が洗われただろう！？
子どもたちに向き合う時間は、“家族の絆”を感じさせただろう！！？
未来に目を向けていれば正しくあれると思っただろう！！？
知らねェようだから教えてやるよ！！！
過去は消えない」
眼下で立ちすくむエンデヴァーたちを嘲笑うように言い放ったその言葉は、私の心にもぐさりと刺さった。
たしかに、一度犯した過ちは消えてくれない。
どれだけ払拭しようと頑張っても無駄。
どう足掻いても残ってしまう。
耳を塞いでしまいたい。
ただ気分が悪かった。
「今日まで元気でいてくれてありがとう、エンデヴァー！！」
そう叫んで炎を纏った。
戦わなきゃ。荼毘を止めなきゃ。
反応が遅れてしまった。まだ間に合うだろうか。
そう思った直後、空からワイヤーが降ってきた。
この出来事だけでも驚きだが、上から降ってきた声に間抜けな声が出る。
「遅れてすまない！！
ベストジーニスト、今日より活動復帰する！！」
行方不明になっていた、現No.3ヒーロー。
まさかの増援に開いた口が塞がらない。
彼はワイヤーを操り、一瞬でヴィランたちを制圧してしまった。
あの巨人までも抑えてしまうなんて。
ジーニストのおかげで大分戦況が良くなった。
相手が動けないうちに倒しきらないと……！
波動先輩は死柄木とスピナーを狙っている。
それなら私はMr.の方を……
「ぎゃ！！！！」
後ろから先輩の悲鳴が聞こえる。
それと共に熱風が押し寄せた。
まさか。
ついそちらに気が向いてしまい、威力が弱まる。
「ははは！大変だエンデヴァー！！
また焼けちまった！未来ある若者が！！
お前の炎で！！！」
ああ、やはりそうか。
せめてその矛先が私だったなら、炎に耐性のある私だったなら。
落下する彼女を支える。
ブチブチとワイヤーの千切れる音がした。
巨人が力を取り戻し始めているんだ。
今はまだジーニストが押さえ込んでくれているが、時間をかけ過ぎたら終わる。
「……は？」
視界に映る脳無たち。
なんともタイミングが悪すぎる登場にもはや笑えてきた。
奴らはジーニストを狙っている。
ここで彼の集中が削がれたら、覚醒したあの大男は動き出してしまう。
波動先輩を誰かに預けてからでは間に合わない。
さて、どうしようか。
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
