261話 ページ26
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前から緑谷くんは跳んでいることはあったけれど、今のこれは「跳ぶ」というより「浮く」という表現の方が正しいと思う。
「志村の……」
グラントリノはそう目を細めた。
たしかさっきもその名を口にしていた気がする。
それが誰なのかは分からないけれど、多分目の前の彼が使っている“個性”は、志村さんのものだったんだろう。
どういうことなのか全然分からない。
でもそれはまた後で考えればいいや。
黒鞭が揺れた。
大量に使ってる分コントロールにブレが出るんだろう。
今は死柄木さえ空中に留めておけば、地上に被害が出ることはほぼ無い。
そしてこの面子の中で彼をそうしておけるのは緑谷くんのみ。
両者“個性”が使えるこの状況で、ワン・フォー・オールを持つ彼を近づけさせるのはハイリスクだ。
だからといって死柄木との戦闘をやめさせれば、下への被害は避けられない。
少し、いやかなり怖いが、今は緑谷くんを頼るしかない。
「グラントリノたちを頼みます！」
そう叫んで私たちをおろし、再び敵を見据えた。
爆豪くんは緑谷くんを止めようと声を荒らげている。
グラントリノを横に抱えて、ロックロックたちの所へと駆け寄った。
彼らはボロボロになったイレイザーとリューキュウを安全な場所へ運んでいる。
「すみません！グラントリノもお願いします！！」
傷に響かないようゆっくりと地に下ろし、二人の負傷者に目を動かした。
顔、腕、脚。様々な箇所から血を流す彼らを見て、歯を食いしばる。
「す、凄すぎない……？」
「ダメだ、このままじゃ負ける」
今なお続く空中戦を見て感嘆の声をあげるマニュアル。
爆豪くんはすぐさまそれに否定を入れた。
彼が言うには、緑谷くんは死柄木を空に留めるために今まで習得したもの全てをフル活用している。
しかし初撃で倒しきれなかったことで消耗戦と化してしまった。
そんな状態で、再生能力を持つ彼に粘れるはずがない。
「あと数分後にゃ力
すると彼は急にこちらを向き、処置が終わったか尋ねた。
それに答えるとすぐに自身に捕まるよう指示する。
「エンデヴァー！！上昇する熱は俺が肩代わりする！
轟はギリギリまでエンデヴァーを冷やし続けろ！
白髪は威力増強！」
私だけ若干雑な気もするが、どうすればいいかは分かるから良しとしよう。
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
