250話 ページ15
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時が過ぎ、私は蛇腔病院近くの建物へ来ていた。
エンデヴァーを始めとしたプロヒーローたちも集まっている。
私たちの前にはUSJの時にお世話になった塚内さんたち警察がいた。
彼が言うには、蛇腔病院の現 理事長である殼木がオール・フォー・ワンと繋がっている可能性があるらしい。
どうしてそう分かったんだろう。
その疑問を、隣にいた色黒のヒーローが代弁してくれた。
「公安からの情報を受け、部下を潜入させた。
この病院には関係者も用途を知らない立入禁止の空間がある」
塚内さんはタブレットを取り出し、それをこちらに向けた。
そこには霊安室の奥の扉へ入っていく殼木が写っている。
そして男の足元には小さな脳無もいた。
これは……AFOとかなり深い関係があると思って間違いなさそうだ。
「殼木 球大の逮捕自体は難しくない！
しかし、先走れば“戦線”の人間たちに勘づかれる。
殼木、脳無、死柄木……
そして連合……いや、『超常解放戦線』の一斉掃討が我々の命題だ」
ここに私以外の生徒はいない。
皆はもう一つの戦場となる群訝山荘での支援や、蛇腔病院近くに住む人たちの避難に駆り出されている。
プロヒーローたちとの交流もあり孤独というわけではないが、やはり私だけ大人たちに混じって前線に赴くのは少し寂しい。
でも、もうそんなこと言ってられないのだ。
このチャンスを無駄にする訳にはいかない。
絶対に死柄木を、殼木を、ヴィランたちを止めなければ。
両開きの扉が開く。
それが開戦の合図だ。
「な、何ですか！？」
「エンデヴァー！？」
「わあー！！」
看護師や患者たちの声を無視して、殼木だけが知るあの部屋へ向かう。
火花が辺りに散っているが少しも痛みは感じない。
ミルコのすぐ後を追いかけて霊安室の奥へ入る。
すると、それを待っていたかのように続々と脳無が出てきた。
「ヘスティア！」
「はい！」
彼女と共にそいつらを片付けた。
ミルコ一人でも倒せるだろうが、今後の為にもできるだけ体力は温存しておきたい。
「おもしれェ！」と叫ぶ彼女に苦笑いするが、そのくらいの心持ちでやらないとこの先キツいな。
鍵のかかった重厚な黒い扉はミルコの蹴りに耐えられずに音を立てて壊れた。
何やら小さな叫び声も聞こえたが……まあここにいるヤツにろくなものはいない。気にしなくていいだろう。
「てめェは本物かぁ！？」
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
