249話 ページ14
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冬休みはあっという間に過ぎ、怒涛の一年次もあと残り三ヶ月となった。
「明けましておめでとう諸君！」
飯田くんが教卓の前に立ち、本日の日程について教えてくれた。
冬休みの間に得た成果や課題を共有することを目的とした、実践報告会をするらしい。
久しぶりに会えた切島くんたちに声をかける。
「みんなインターンどうだった？」
「大変だったけどやり甲斐あったぜ！」
たしか彼はファットガムって人のところだったっけ。
「上鳴くんと瀬呂くんは同じとこだったよね？」
「ラーカーズんとこな！」
「チームプレイえぐかったわー」
どうやら皆 何かしら掴めたらしい。
彼らの成長を喜ばしく思う反面、これから待つ戦いを思うと複雑な心境だった。
■
「わ〜た〜が〜し〜機だ！」
寒空の下 綿菓子を作るオールマイト。
恐らく「わたしが来た」と「わたがし機だ」をかけたつもりなのだろう。
しかし私たちはその渾身のギャグよりもまず、相澤先生がいないことが不思議だった。
どうやら先生は急用で外へ出てしまったらしい。代わりにオールマイトが監督するそうだ。
わたがしを食べながら皆の成果を見る。
そして感じた。
爆豪くんたちだけじゃない。
彼らはもう立派なヒーローなんだ。
「皆 凄いなぁ」
成長の速さに思わず感嘆の声が出る。
隣りで上鳴くんが「だろ〜！？」って嬉しそうに笑った。
だけど私がその笑顔を守らなくちゃいけないことには変わりない。
「爆豪少年！火炉木少女！緑谷少年！轟少年！
君たちの出番だ！」
「はい！」
オールマイトの声を聞いて、私たちは前に出た。
こちらへ勢いよくやってくるロボ。
爆撃や氷塊、豪炎で粗方片付ける。
宙へ舞うロボたちに最後の一撃を与えたのは————
緑谷くんの黒鞭だ。
無事全てのロボを破壊し終わった私たちは皆のもとへ戻る。
帰ってくるなり賞賛の嵐だった。
「やっぱりAちゃんは強いわね」
「そんなことないよ、私なんてまだまだ」
梅雨ちゃんのお褒めの言葉に私は手と首を横に振る。
まだ、皆を守るには力が足りない。
もっともっと強くならなきゃいけない。
「皆しっかり揉まれたようだね。
録画しといたから相澤くんに渡しておくよ！
引き続きインターン頑張ってくれ！」
オールマイトが締めの言葉を話して授業は終了。
私たちは寮へと帰った。
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
