247話 ページ12
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爆豪くんと夏雄さんを抱きとめ、怪我はないか確認するエンデヴァー。
異常がないと分かると、また抱きしめた。
いいなあ、私もハグしたい。
今はこんなこと考える場面じゃないんだけどね。
エンデヴァーとハグイベントとかない？参加券何枚でも買うよ。
「白線野郎は！？」
彼の腕の中からすぽんと抜け出した爆豪くんは、ヴィランの方を向く。
轟くんが凍らせてくれてるから大丈夫だとは思うけど……
「確保済みだ」
やっぱり。
ヴィランは「お前じゃない」「ダメだ」とうわ言のように呟いていた。
この人、自分の立場を分かっているのか。
呆れながらも今度は緑谷くんの方を見た。
車に乗っていた人たちが口元を押えて出てくる。
まあ宙に放り出されたらそうなるよね。
緑谷くんは安全を確認しながらも、彼らに感謝の言葉を言われていた。
私には三人とも立派なヒーローに見えた。
それに複雑な感情を抱く。
「クソデク！
「知らない！
……約一名、ヒーローらしからぬ言動をする者もいるが。
緑谷くんは両手を握りしめ、「完全勝利だ」と笑った。
それに対して「うるせー！！」と叫ぶ爆豪くん。いやなんで。理不尽がすぎる。
「何だっけなァNo.1！！
『この冬』！？『一回でも』！？『俺より速く』！？
ヴィランを退治してみせろ！？」
それはこのインターンが始まった時、エンデヴァーが私たちに放った言葉だった。
「ああ……！見事だった……！！」
あっさりと認めたエンデヴァーに、爆豪くんは面食らったような顔をしている。
「もちっと悔しがれ」なんて言う始末だ。
その勇気逆に凄いよ……
夏雄さんは父親の腕から逃げるように抜け出した。
そんな彼に対して少しずつ胸の内を語り始めるエンデヴァー。
私たちは何も言わず、ただそれを見守る。
「俺が助けたら、この先お前は俺に何も言えなくなってしまうのではないかと……」
「え？」
驚きを隠せず、つい困惑した声を出す夏雄さん。
それを気にすることなく話を続けた。
「夏雄、信じなくてもいい……！
俺は
だが、責任をなすりつけ逃げた。
燈矢も……
静かに、淡々と語るNo.1の声は、クラクションが響く道路の中でもよく聞こえた。
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yukimi(プロフ) - 最高すぎます！何気に相澤先生の絡みが大好きです！！ (2023年3月30日 2時) (
レス) @page38 id: a25b1c0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 追記:↓続編とかでやってくれませんか！ (2023年3月8日 13時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - すみません。途中からでも良いので、夢主を闇堕ちしてください！ (2023年3月7日 22時) (レス) @page19 id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - ミルコとの絡みも見てみたいなー←なんて← (2022年9月16日 3時) (レス) @page7 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くてもう一から一気見しちゃいました！！！好きです！ (2022年5月22日 19時) (レス) @page7 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年8月31日 22時
