54話 ページ7
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「それで 爆豪くんはどんな名前を考えてくれたの？」
「ヘスティア」
「ヘスティア……？」
名前の響きはいいが それが何なのかは分からなかった。
しかしミッドナイトは知っているようだ。
「ギリシャ神話の炉の女神ね！」
へぇ、初めて知った。
「いいんじゃない！？
火炉木も炎系の“個性”だし！ピッタリだと思う！」
「同じ “炉” 繋がりね」
芦戸さんと梅雨ちゃんもその名を推している。
たしかに私の苗字にも「炉」が入ってるし、シンパシーを感じなくもない。
この名前にしよっかな。
「じゃあ私いきます」
「ドンドンいっちゃって！」
ミッドナイトに促され、教卓の前に立った。
クラスメートの視線が私に向けられて少し緊張する。
フリップを皆に向けた。
「私のヒーロー名は
————灯火ヒーロー ヘスティア です」
拍手が響いた。
軽く頭を下げて席に戻る。
この名前にした理由は特にない。皆が薦めたからこれにしただけ。
ミッドナイトは「適当に付けたら地獄を見る」と言っていた。
でも名前としては響きもいいし、私の“個性”にも合っている。世間の人は適当に付けたとは思わないだろう。
コードネーム考案の後、職場体験について相澤先生から説明があった。
「職場体験は一週間。
肝心の職場だが、指名のあった者は個別にリストを渡すから、その中から自分で選択しろ。
指名のなかった者は予めこちらからオファーした全国の受け入れ可の事務所40件、この中から選んでもらう。
よく考えて選べよ」
前から冊子が渡された。
私のだけ厚い。4000件も来ればそりゃそうか。
「うっわヤバ……」
「火炉木に指名入れてんの有名どころばっかじゃん！」
「エンデヴァー、ホークス、ベストジーニスト……オールマイト以外の上位10人全員から来てんじゃん」
「ベストジーニスト？」
誰だその人。知らないヒーローだな。
「え、火炉木さん知らないの？」
「知らないねぇ」
「ヒーロービルボードチャート四位なのに？」
「私そんなにヒーロー詳しくないから……」
尾白くんは私の無知さに驚いているようだ。
ベストジーニストね、今覚えた。
私もヒーローについて学ぶべきなのかな。
その方が視野が広がる気がする。
時間がある時にでも調べよう。
色々なヒーロー事務所が書かれた紙を捲りながら、欠伸をひとつ零した。
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花鳥風月 - みんなかっこよすぎでしょ！？かっこよさが罪！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 807eb68517 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - いやぁぁぁぁ！荼毘さんっっっ！カッコいい！←完全に頭おかしい奴 (2021年5月9日 14時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - みーたん！さん» それなです...推しが尊い... (2021年5月7日 23時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - 夢主ちゃんと上鳴くんの絡み、、！よき^ - ^ (2021年5月4日 16時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年5月3日 23時
