52話 ページ5
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二日ぶりの教室は変わらず賑やかだった。
みんな登校中に声をかけられたらしく、それが話題に挙がっている。
「超声かけられたよ、来る途中！！」
「私も！めっちゃ見られるから恥ずかしかったわ〜」
「火炉木は特に目立ちそうな見た目してるしねー！」
「嬉しいような、嬉しくないようなって感じ」
「贅沢なヤツめ〜！！」
芦戸さんに頭を雑に撫でられる。おかげで髪がボサボサになってしまった。
仕返しにと私も彼女の髪の毛をワシャワシャと撫でたが、そこまでダメージを受けていないみたい。ちぇっ。
そんな騒がしさも相澤先生が来たら一瞬で消える。
この前までミイラマンと呼ばれるほどに巻かれていた包帯は取れていた。
「今日の“ヒーロー情報学”、ちょっと特別だぞ」
ヒーロー関連の法律などを学ぶそれは、暗記系が得意な私にとってはまあまあ好きな教科だった。
でもテストとなれば話は別。消えればいいのにと何度思ったことか。
頼むから小テストとかそういうのはやめてくれ。
指を組んで汗をタラリと流す。
「“コードネーム”、ヒーロー名の考案だ」
「胸膨らむやつきたぁあああ！！！」
先生の言葉に教室中が沸く。
私も皆程とはいかないが叫んだ。
相澤先生はそんな私たちを見て髪の毛を逆立てる。
瞬時に私たちは静かになった。
先生に逆らうなんて、そんな馬鹿なことはしない。てかできない。
ぶるりと背筋を震わせた。
黒板に出された指名件数の結果には目を疑う。
火炉木 4,597
轟 4,123
爆豪 4,058
上位三人への指名数が桁外れだ。
まあその中に私もいるんだけれども。
相澤先生曰く例年はもっとバラけるらしい。
なるほど今回がおかしいだけなんだね。
それにしても一位をとったからとはいえ指名来すぎじゃないか？
嬉しいことには変わりないけど数が多すぎてちょっと怖い。
「これを踏まえ……指名の有無関係なく所謂 職場体験ってのに行ってもらう。
プロの活動を実際に体験して、より実りある訓練をしようってこった」
だからヒーロー名を決めるってことか。
ネーミングセンスはミッドナイトが見るらしい。
相澤先生は寝袋を取り出して寝た。
教師として如何かと思うけど言わないでおく。
上鳴くんからフリップとペンをもらった。
正直言ってヒーロー名なんて考えてないんだけど……
……どうしよっかなぁ。
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花鳥風月 - みんなかっこよすぎでしょ！？かっこよさが罪！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 807eb68517 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - いやぁぁぁぁ！荼毘さんっっっ！カッコいい！←完全に頭おかしい奴 (2021年5月9日 14時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - みーたん！さん» それなです...推しが尊い... (2021年5月7日 23時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - 夢主ちゃんと上鳴くんの絡み、、！よき^ - ^ (2021年5月4日 16時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年5月3日 23時
