82話 ページ35
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爆豪くん、自分に価値を見出しすぎだろ……
たしかに教え方は分かりやすいよ？でも暴力はちょっといただけませんね！！
「ンだよその顔……！文句あんのかァ……！？」
「無いです無いです」
「ならさっさと手ェ動かせや！！」
「はいぃ！！」
でも私が彼に逆らえるはずもなく。
シャーペンを持ち直して、問題集に向き直った時。
「お待たせしました〜 イチゴパフェです〜」
「お！ありがとうございます！」
注文していた品が届いた。意外と早く出来上がったんだな。
写真で見たものより何倍も美味しそうだ。
「いただきまーす！」
そう言ってパクパクと食べ始めた。コーヒーも時折挟みながら。
私が食べているのをジーッと見ている2人。
な、なんか罪悪感……
「ん」
未使用のスプーンでホイップやイチゴを掬い、勉強の進んでいない彼らに差し出した。
大きく口を開けて飲み込んだのを見て、餌付けをしている気分になる。
ウサギとかじゃなくて、ライオンみたいな大きい動物に肉を与えてるみたいな。
「意外といけんな！」
切島くんはパァと顔を輝かせた。いい笑顔。
「あめぇ」
「パフェが甘いのは当然じゃないの……？」
口の横に少しだけついたホイップを拭い、爆豪くんはそう呟いた。
甘くないパフェとは……？？？
その後 餌付けにハマった私は何回かあげようと思ったけど、切島くんしか食べてくれなかった。ちぇっ。
でも切島くんの笑顔に私も笑顔になるのでよしとしよう。
「お、もう六時だ」
「外も結構暗くなってきたね」
気付くともう夕方になっていた。
爆豪くんによって物理的に頭に叩き込まれたので、今回のテストは自信がある。
……あれ、私 爆豪くんと対決してるんだよな。
なんで一緒に勉強してんだ？
まあいっか！！
私は考えることを放棄した。
「んじゃ、そろそろ帰るか」
「そだね」
キリの良いところで勉強会はお開きとなり、帰り道の途中で切島くんと別れ、爆豪くんと歩く。
「俺の前を歩くな」と言われたので大人しく後ろからついていくことにした。
彼とは行き先が同じらしい。正直言って物凄く嫌だ。
なんで同じなんだよ……
「……」
無言の空間。居心地が悪い。
かと言って下手に話しかけてキレられたらたまったもんじゃない。口は閉ざしておこう。
しばらくすると反対側から誰かが来ているのに気づいた。
「……爆豪？」
轟くんだった。
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花鳥風月 - みんなかっこよすぎでしょ！？かっこよさが罪！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 807eb68517 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - いやぁぁぁぁ！荼毘さんっっっ！カッコいい！←完全に頭おかしい奴 (2021年5月9日 14時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - みーたん！さん» それなです...推しが尊い... (2021年5月7日 23時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - 夢主ちゃんと上鳴くんの絡み、、！よき^ - ^ (2021年5月4日 16時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年5月3日 23時
