81話 ページ34
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「俺がいねぇことをいいことに、好き勝手言ってんなぁ？」
あ、死んだ。
後ろから聞こえた怒気を孕んだ声に、錆びたロボットの如くギギギと振り返った。
そこには笑顔の爆豪くん。
しかし、そのこめかみには青筋が立っていた。
「ばばばば爆豪くん……」
「吃りすぎだろ」
「命の危険を感じる」
「爆豪も流石に殺したりはしねーよ！？」
「いや殺す可能性は十分ありえる」
切島くんを盾にして隠れた。
パチパチと火花の散る音が聞こえる。
ひえええ、死ぬ……絶対死ぬ！！！
「ハァ……おら」
「何……？」
「テメェがコーヒー取ってこいっつったんだろうが！！感謝しろ！！！」
「あ、なるほど。ありがとうございます」
額が机にくっつくほど頭を下げた。
ありがたやありがたや。
「あ、しかもアイスコーヒーじゃん。
爆豪先生 気が利く〜」
「ケッ」
暑かったからアイスがよかったんだけど、言い忘れてちゃってたんだよね。
それを察してくれたのが凄く嬉しかった。
頭が上がらないわぁ。
「んー、おいし」
冷たいコーヒーが喉を潤わせる。
なんか甘いもの食べたくなってきたな。
そんな私の手にはいつのまにかメニュー表があった。
「何頼もっかな〜」
「なに普通にメニュー開いてんだ」
「甘いもの食べたくなっちゃって」
「は？」
「あ、パフェある」
イチゴパフェの甘酸っぱさはコーヒーとよく合うことだろう。
でもイチゴの旬は過ぎちゃってるんだよね。
注文ボタンを押して、店員さんを呼ぶ。
スプーンは三つ頼んだ。切島くんと爆豪くんが食べるかは知らないけど。
爆豪くんは食べなさそうだなぁ。
彼が黙々とイチゴパフェを食べる姿を想像して、つい吹き出してしまった。
ギロリと睨まれたけど、不可抗力なんだ。許して。
「てかさ、私 勉強会参加しないって言ったよね？」
「言ってたな！」
「じゃあなんで家に来たの？？？」
なんでこうも話を聞かない人が多いんだ。
頼むから人の話を聞いてくれ。右耳から入って左耳に抜けるとかやめて。
「だってよォ、爆豪が誘えっつったんだぜ？」
「は？」
「あ？」
やだもう爆豪くんの考えてることが一ミリも分からない。
もっと分かりやすい人間になって。
「爆豪に火炉木参加しないって言ったらよ、『俺が教えてやんだ！！絶対来させるぞ！！』っつって」
その優しさいらなかったな！！
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花鳥風月 - みんなかっこよすぎでしょ！？かっこよさが罪！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 807eb68517 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - いやぁぁぁぁ！荼毘さんっっっ！カッコいい！←完全に頭おかしい奴 (2021年5月9日 14時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - みーたん！さん» それなです...推しが尊い... (2021年5月7日 23時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - 夢主ちゃんと上鳴くんの絡み、、！よき^ - ^ (2021年5月4日 16時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年5月3日 23時
