78話 ページ31
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そうなんすね〜って扉を閉めようとしたら爆豪くんに止められた。死を覚悟したよね。
いやぁ相変わらずのヴィラン顔！！よっ！！爆豪日本一！！
今の状況が辛すぎて現実逃避でIQが3くらいまで落ちた。
轟くんの好感度とともにIQまで落ちた。
なんてことしてくれたんだ轟くん！！！！！
心の中でギャン泣きしながら二人を家に入れる。
珍しがるように見てたけど、一般家庭とそう変わらんぞ？
「それじゃあ準備してくるから、ここで待ってて！」
リビングに通して麦茶を出し、私は自室へ戻って準備を始める。
——————わけないじゃん。
家の鍵とスマホ、財布を持って窓枠に手をかける。靴もちゃんと履いてる。
数メートル下のコンクリートに恐怖を覚えたが、今はとにかく家から離れたかった。
地獄の鬼みたいな爆豪くんと一緒に勉強なんて無理！！絶対無理！！
ですから私は逃げます。逃げるが勝ち。
あの二人も流石に神聖な乙女の部屋に入るわけ————
「おい」
「ヒェッ」
後ろから爆豪くんの声がする。
夢だよな。うん、夢だ。
「聞いてんのか」
「夢じゃなぁい……」
「何言ってんだテメェ」
肩に手を置かれちゃあもう夢とは思えないよね。
顔が青くなる。
「死にてぇんか」
「いや、そういうわけでは」
「じゃあなんで窓枠に手ェかけてんだ」
「逃げるため」
「は？」
ポカンとした顔をしている爆豪くんを横目に、私は窓から飛び降りる。
着地はできたが、コスチュームの時と違って靴に衝撃吸収がないから足がジンジンした。
上から爆豪くんの怒鳴り声が聞こえるが無視して走る。
適当にショッピングモールで時間潰そうかな。
「あ！Aちゃん！」
「麗日さん！麗日さんもお買い物？」
「うん！ティッシュとか生活用品買いに。
……Aちゃん、頑張ってね」
「へ？」
……まさか。
「白髪ァ！！！！」
「ば、ば、爆豪くんだぁ！！？？」
追ってきてんじゃないわよ！！家に帰って勉強してろ！！！
「あ！火炉木！！」
「切島くん！！！！！」
あなたも何してんの！！！勉強しなさいよ！！！
全速力で走っていたため、目の前に現れた切島くんにタックルをかましてしまった。
流石というか、なんというか。彼はそんな私をちゃんと受け止めてくれた。
「ありがとう！！」
そう言って離れようとしたが、抜け出せない。
「……切島くん？」
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花鳥風月 - みんなかっこよすぎでしょ！？かっこよさが罪！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 807eb68517 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - いやぁぁぁぁ！荼毘さんっっっ！カッコいい！←完全に頭おかしい奴 (2021年5月9日 14時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - みーたん！さん» それなです...推しが尊い... (2021年5月7日 23時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - 夢主ちゃんと上鳴くんの絡み、、！よき^ - ^ (2021年5月4日 16時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年5月3日 23時
