61話 ページ14
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職場体験当日。
駅のエントランスでの集合となった。
「コスチューム持ったな。
本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ。落としたりするなよ」
「はーい！！」
「伸ばすな『はい』だ」
「はーい」
「伸ばすなって言ってるだろうが。
くれぐれも失礼のないように！じゃあ行け」
流石に二回も伸ばしたら強めにお叱りを受けちゃうか。
心の中で頭を掻きながら、ジュラルミンケースを持った。
みんな楽しみ職場体験が、今、幕を開ける。
「やあやあ轟くんよ」
「火炉木か」
「エンデヴァー事務所って、こっちで合ってるよね？」
「ああ」
「よかったよかった」
間違えてたらどうしようかと思ったよ。
紅白頭の彼と並んで目的地まで歩いた。
相変わらず私の一方的な会話で空白の時間を埋めた。
轟くん、ずっと思ってるんだけど、君も話を盛り上げようって努力してくれないかな？
……努力してこれなら仕方ないけどね？
エンデヴァー事務所に着くと、サイドキックたちが歓迎してくれた。
そこの主も現れて大まかな仕事内容を教えてもらう。
事務所に泊まり込みになることが少し驚きだった。
基本的に事件が起きても、エンデヴァー本人やサイドキックらが片付けてしまうので、ほとんど私たちの出る幕はなかった。
でもそれだと成果を話すことになった時に何も無いってなっちゃって、カッコがつかない。
……一か八か、エンデヴァーに稽古をお願いしようかな。
結果は分かりきっているけど。
「エンデヴァー」
「なんだ、ヘスティア」
「稽古をつけていただけないかと思いまして」
圧が凄い。
けどやっぱりカッコよかった。
彼は顎に手を当てて少し考え込んだ後、口を開いた。
「いいだろう」
「え！？ほんとですか！！」
まさかOKしてもらえるとは。
断られるとばかり思っていた私は、その一言で言葉に言い表せないほど舞い上がった。
あのエンデヴァーから直々に稽古をつけてもらえるなんて……やっぱりここに来て良かった。
No.2ヒーローというのもあり多忙を極めている彼は、仕事と仕事の間を縫って私に指導をしてくれた。
そのおかげで少しずつだが力がついてる気がする。
彼が言うには「最大火力を瞬時に出すこと」と「力を点で放出すること」が私の課題らしい。
点での放出は経験を重ねればいけそうだ。
しかし、最大火力を瞬時に出すのは少し抵抗がある。
……どうするべきか。
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花鳥風月 - みんなかっこよすぎでしょ！？かっこよさが罪！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 807eb68517 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - いやぁぁぁぁ！荼毘さんっっっ！カッコいい！←完全に頭おかしい奴 (2021年5月9日 14時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - みーたん！さん» それなです...推しが尊い... (2021年5月7日 23時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - 夢主ちゃんと上鳴くんの絡み、、！よき^ - ^ (2021年5月4日 16時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年5月3日 23時
