317話 ページ39
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「オール・フォー・ワン！！
もう誰も！！傷つけさせはしない！！」
叫び声と共に、デクの拳が死柄木の鳩尾に入った。
彼の身体についていた手がその衝撃で辺りに散る。
落下していく男の胸部が膨れ上がった。
まさかまた形態変化か……！？
未だ戦意喪失の様子が見れない死柄木に冷や汗を垂らす。
膨張したところから人の姿をした何かが現れたかと思えば、とてつもない衝撃が私を襲った。
「抹消」は？ファントムシーフが見ていたはずじゃ？
砂煙が巻き起こる中、彼やイレイザーのいる管制塔を見やる。
そこには大量増殖したトゥワイスがいた。
どうやらそれは私の見間違えなどではないようで、マンダレイのテレパスで死柄木が“個性”を使えるようになったと伝えられる。
しかも何者かによってハッキングでもされたのか、浮上制御が利かなくなったらしい。
《雄英が
ズズズ、と白髪の男の傷ついた皮膚が剥けていき、そのそばではセントラルにいたはずの黒霧が。
相対するデクは膝から崩れ落ちて肩で息をする。
そんな彼に死柄木が攻撃する様子はない。しないのではなく、
でもこれも時間の問題だ。
今のうちにデクには少しでも体勢を立て直してもらい、私たちは墜落に備えばければ。
本当なら私も加勢したいところだが、如何せん体がいうことを聞いてくれそうにない。
刻一刻と地面との距離が縮まり、遂には死柄木も震えながら微かにではあるが動き始めた。
その時だった。ふあ、と浮いた心地がしたのは。
「っ、え……？」
なんだ、これは。まるで空気がトランポリンにでもなったような……
しかしそんなことを考えている暇などないようで、今にも地に触れようとする死柄木の手に焦燥を覚えた。
額に汗をかきながらも、力なく横たわる皆が崩壊するのを防ぐために翼を広げる。が、それはまだ必要なかったようだ。
敵の右手首に弾丸が打ち込まれた。私が撃ったのではない。
ピンクとダークブルーの繊維でできたそれは、たしかに
「ン"ン"ン"ナガアアアン！！」
怒気のこもった呼び声があがった直後、左の手の首の先がなくなった。
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MR サナリア(プロフ) - ちょっ！もういいやっ！アニメ勢で多分これアニメより進んでる気がする…けど面白いからかんけーねぇ！よんじゃえ！ (3月17日 19時) (
レス) @page24 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
東屋(プロフ) - 更新楽しみに待っています…！！一気読みしてしまいました！頑張ってください！！ (2月12日 15時) (レス) @page40 id: 3ab66d3982 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - とても面白いです！！！！更新楽しみにしています。これからも読み続けます！！頑張ってください！！！ (8月27日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠偉(プロフ) - あぁぁぁぁぁ続きが気になるーけど更新お疲れ様です！これからも読み続けるので頑張ってゆっくりでもいいので作品を完成させてください！応援してます (2023年4月10日 8時) (レス) @page18 id: 04dc814efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2023年4月3日 11時
