307話 ページ29
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雄英から30km程離れた場所に造られた、仮設要塞“トロイア”。雄英には及ばないが堅牢らしい。
ハイツアライアンス リスペクトのようで、左右対称になっている。
寮の時と同じ部屋に入り、準備を始めた。
といっても、着替えとちょっとしたものしか持ってきていなかったので、それほど時間はかからなかったが。
荷解きを終わらせ、轟くんの部屋へと向かった。
まだ
コンコンコン、とノックを3回する。
中から声がするのを聞いて、ドアノブを引いた。
そこには彼だけじゃなく、飯田くんや爆豪くん、切島くんもいる。
「あれ、皆一緒なんだ」
まさか彼らもいるとは思わず、そう零した。
どうやら荼毘————燈矢さんのことで気にかけてくれたらしい。
たしかに飯田くんはお兄さんがいるし、思うところがあるのかも。
「俺は燈矢兄の好きなモンもしらねぇ」
「ぜってー うどんだな、煮えたぎったやつ」
ざる蕎麦好きの轟くんとは正反対のそれ。
彼は「一緒に食ってやるさ」と笑った。
その後も他愛ない話をして、捜索に出る時間となった。
体育座りをしていた足を崩し、爆豪くんたちと一緒に部屋を出る。
結局お礼を言えなかったな。
すっかり話し込んでしまって、本来の目的を忘れてしまっていた。
■
作戦決行当日。
うまくオール・フォー・ワンを誘導できるか、今になって不安が出てきた。
そんな私を見て、一緒に行動していた爆豪くんが舌打ちをする。
「ンな不安そうな顔してんじゃねェよ。ぜってーうまくいく」
「……そうだね」
相変わらず自信家な彼に、心配が少しだけ薄れた。
爆豪くんは私のことなんてお見通しなのかも。
敵わないな、と小さく眉を下げた。
そんな私たちの目の前に黒いモヤが現れる。
ついに来たか。
「行くぞ」
「うん」
ワープゲートの先では、オール・フォー・ワン本体に、死柄木、荼毘、トガなど幹部級の者たちが勢揃い。
とにかく彼らが霧散しないよう、それでいてうまく分断させられるようにと工夫して攻撃を仕掛けた。
《システム“
通信機からオールマイトの声が聞こえる。
直後、地面から出てきた黒い檻が敵を囲った。
その奥には
このまま押し込めれば、最初の段階は終わる。
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MR サナリア(プロフ) - ちょっ！もういいやっ！アニメ勢で多分これアニメより進んでる気がする…けど面白いからかんけーねぇ！よんじゃえ！ (3月17日 19時) (
レス) @page24 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
東屋(プロフ) - 更新楽しみに待っています…！！一気読みしてしまいました！頑張ってください！！ (2月12日 15時) (レス) @page40 id: 3ab66d3982 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - とても面白いです！！！！更新楽しみにしています。これからも読み続けます！！頑張ってください！！！ (8月27日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠偉(プロフ) - あぁぁぁぁぁ続きが気になるーけど更新お疲れ様です！これからも読み続けるので頑張ってゆっくりでもいいので作品を完成させてください！応援してます (2023年4月10日 8時) (レス) @page18 id: 04dc814efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2023年4月3日 11時
