297話 ページ19
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爆豪くんに、皆に救けを求めた次の日。
皆 朝から忙しそうにしていた。
コスチュームも着て……どうしたんだろう。
「梅雨ちゃん」
「あら、おはようAちゃん。どうしたのかしら？」
「あっ、おはよう。
……皆なんか忙しないけどどうしたの？」
ああ、そういえば言ってなかったわね。
彼女はそう微笑んで教えてくれた。
どうやら掃討作戦から、寮内でできる範囲でプッシーキャッツの圧縮訓練を続けていたそう。
だからみんな動きやすい服装をしていたのか。
「Aちゃんはできそう？」
「うん！私ももっと強くならなきゃ」
胸の前で手をぎゅっと握ってみせる。
まだおじいちゃんの力を使いこなせたとは言えない。
それに、私の本来の“個性”も限界を超えられないか考えていたところだ。
私も早く訓練に参加しようとゼリー飲料を取り出した時、すぐ傍にあるテーブルからカァン！と音がする。
驚きのあまり大きく肩を揺らした。その後恐る恐る振り返るとそこには——————
「朝飯だ、食え」
その音を出した物————スクランブルエッグやらトーストやらが載った皿を持つ爆豪くんがいた。
意味不明な彼の行動に、頭の中がハテナで埋まる。
そんな私を見兼ねてか、彼は私の襟を掴んで椅子に座らせた。
そして隣に座って自分の朝食を食べ始める。
「さっさと食べろや、冷めんぞ」
「は、はい……？いただきます……？？？」
え、マジで何がどうなってるのか分からないんだけど。
誰か教えてくれないか。
きょろきょろと視線をさまよわせるも、誰の顔にも答えは書いていない。
この状況や爆豪くんの思惑を理解できないまま、私は箸を進めた。
■
「これからてめェの飯は俺が作る」
「は、はあ……」
「いつも飲んでる
「なんだって！？」
訓練を終え、それぞれが作った夕食を食べる中、私は爆豪くんの言ったことに絶句した。あれ便利なのに……
あからさまにテンションが下がった私を見て、目の前に座る彼はため息をついた。
「さっさと治せよ」
「え？…………ああ、うん」
「分かってねぇだろ」
「分かってるよ！！」
味覚障害のことでしょ！！「治せ」って言われて思いつくのそれくらいしか無いんだわ！！
「『治せ』って……おめーどっか悪いんか？」
瀬呂くんをはじめとしたクラスメイトたちがその会話に興味を持つ。
今更隠してもなぁと思い正直に言うと、皆 驚いた顔をしていた。
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MR サナリア(プロフ) - ちょっ！もういいやっ！アニメ勢で多分これアニメより進んでる気がする…けど面白いからかんけーねぇ！よんじゃえ！ (3月17日 19時) (
レス) @page24 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
東屋(プロフ) - 更新楽しみに待っています…！！一気読みしてしまいました！頑張ってください！！ (2月12日 15時) (レス) @page40 id: 3ab66d3982 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - とても面白いです！！！！更新楽しみにしています。これからも読み続けます！！頑張ってください！！！ (8月27日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠偉(プロフ) - あぁぁぁぁぁ続きが気になるーけど更新お疲れ様です！これからも読み続けるので頑張ってゆっくりでもいいので作品を完成させてください！応援してます (2023年4月10日 8時) (レス) @page18 id: 04dc814efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2023年4月3日 11時
