280話 ページ2
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それは突然やってきた。
夜、よからぬことを企てる者がいないか、パトロールをしていた時。
ポーチにいれていたデバイスが震える。ジーニストからだった。
どうやら緑谷くんのもとにオール・フォー・ワンからの刺客がやってきたらしい。
エンデヴァーとホークスはもう既に向かったと。
場所を訊くとここからだと少し遠い。ちょっと飛ばさないとな……
「ありがとうございました！急ぎます！」
赤の背景に白い受話器が伏せられたボタンを押し、元の場所へ戻す。
そして翼を動かすと共に掌から炎を出した。赤い花弁が辺りに散る。
一刻も早く緑谷くんの所へ行かねば。
敵がどんな奴か分からないのが余計に私を焦らせる。
もしそれがレディ・ナガンだとしたらマズい。
ホークスですら警戒していた人物だ、相当な手練なのだろう。
「間に合え……！」
火花が黄色へと変わった。
■
現場に着いた直後、爆風が吹いた。
周囲が照らされ、その中に黒い人型の何かが落ちていくのが見える。
救けなきゃ。
ギュン、と急降下してその身体を受け止めようとするも、一足先にホークスがやってきた。
「死んじゃ駄目です先輩！」
赤い羽根が舞いながらもそう叫ぶ彼。
しかしその小さな翼では……
「やっぱまだ、飛ぶの無理でしたぁ！！」
だよね。
勢いを止めることなく落ちていく二人を支える。
流石に一人で成人女性と男性を抱えるのはキツいかと思ったが、翼もあり差程苦ではなかった。
「本人の意思とは思えないタイミングで爆発しました！！
ナガンはオール・フォー・ワンから“個性”を付与されていた！！恐らく何か仕掛けをされて……！！」
あの爆発は、今腕の中にいる黒焦げになった彼女が中心となって起こったものらしい。
そしてその彼女はレディ・ナガンだった。
咄嗟のことだったから気づいてなかったが、このダークブルーとピンクの髪の毛はたしかに彼女の特徴に当てはまっている。
「俺はホークス！！あなたの後釜だ！！
オール・フォー・ワンなんかに唆されよってから！！
あなたの事は知ってる！！
放り投げるにはまだ時期尚早だったって！！
知ってる事を教えて下さい！！
希望を次に繋いで下さい！！
利用されて終わるな！！
あなたはヒーロー、
レディ・ナガンだろ！！」
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MR サナリア(プロフ) - ちょっ！もういいやっ！アニメ勢で多分これアニメより進んでる気がする…けど面白いからかんけーねぇ！よんじゃえ！ (3月17日 19時) (
レス) @page24 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
東屋(プロフ) - 更新楽しみに待っています…！！一気読みしてしまいました！頑張ってください！！ (2月12日 15時) (レス) @page40 id: 3ab66d3982 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - とても面白いです！！！！更新楽しみにしています。これからも読み続けます！！頑張ってください！！！ (8月27日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠偉(プロフ) - あぁぁぁぁぁ続きが気になるーけど更新お疲れ様です！これからも読み続けるので頑張ってゆっくりでもいいので作品を完成させてください！応援してます (2023年4月10日 8時) (レス) @page18 id: 04dc814efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2023年4月3日 11時
