25 ページ25
*
一緒にご飯を食べて
ひろの家へ
二人でご飯を食べるときは
だいたい
ひろのマンション近くの居酒屋
なんでもない近所の居酒屋だけど
デートみたいで
単純に嬉しくなる
ひろの部屋に着いて
少しゆっくりしていたら
ひろの電話が鳴った
電話に出ながらベランダへ
嫌な予感……
電話を終えて戻ってきた、ひろ
「ごめん、用事できた」
用事ってなに？
りなさんだよね？
前は私の隣で
女の子からの電話出てたじゃん
りなさんとの電話は
私の隣ではできないの？
……何も聞けない
出かける準備をし始めたひろが
止まったままの私に
「何？」
って不思議そうに聞く
「………行かないで」
「は？……なんで？」
ひろの冷たい声にドキッとする
体の芯が冷えていく
「…行ってほしくないから」
「はぁ……
Aってそんなこと言うやつだっけ？」
心底めんどくさそうな表情
むかつく
むかつく
なんでそんな言い方するの
あぁ、もう……
泣きそう
「もういいよ！」
荷物を持って
部屋を飛び出した
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「北山宏光」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななこ(プロフ) - 初めまして！最終的にどっちとくっ付くのかとても気になります…！とても続きが楽しみなので更新待ってます！！ (2020年8月9日 23時) (
レス) id: caee0129c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2019年8月25日 9時
