白い魔女の恋物語

ショコラの使い魔 ページ9

授業が終わり私たちは中庭に向かった。

水色の綺麗な池がある

太陽がキラキラと反射してすごくまぶしい



ショコラ「もう、つかまるんじゃないぞ」



例の縞々の蛙にそういうと、ショコラは蛙を池に返した


すいすいと泳ぐ蛙



すると、ガサガサっという音が聞こえる


音のするほうを見ると、杉山と三村が不満げに立っていた



ショコラ「あんた達、私に文句があるならこんなことせずに正々堂々ときな！」


A「(か、かっこいい)」




そういうと、三村たちはどこかへ行ってしまった



A「ショコラは凄いね・・・・」


ショコラ「どこが？私なんてぜんぜんだよ？第一魔界ではAは歌手なんかしてさ」


A「そんなの・・・・」



魔界で歌手をしていたのも、お金を稼ぐため


周りとの人付き合いなんて、誰からも習わなかった


ショコラみたいに堂々とすることも、バニラみたいに人の気持ちを考える優しさも私にはかけている



ショコラ「それに、今ので絶対ハート何かとれないよ」



ため息をついて落ち込むショコラ



？？？「そんなに落ち込んでどうするケロ」


ショコラ・A「え？？」



どうやら喋っていたのは、さっきの蛙でデュークというらしい


ショコラの使い魔で、とてもよく喋る



デューク「あ、お前がもう一人のクイーン候補かケロ？」


A「え、うん」


ジェリー「あっ、お前デュークか？！」



すると、一体いままでどこに居たのかジェリーがふわふわの毛を揺らして出てきた



デューク「あー！久しぶりだケロ！お前はジェリーかケロ？」


ジェリー「ここであったが100年目、魔界でのことは忘れてないだろうな」



どうやら、二人は仲が悪いらしい


バチバチと火花を散らして、にらみ合っている


その後、バニラとブランかとも合流して、次の体育の時間


誰がハートを取れるか勝負することになった

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