温かい ページ14
ピエール「さて、何から聞けばいい？」
少し私が落ち着いたころ、彼は私にやさしく語りかけてきた。
ピエール「まず、さっきの少年は君の友達？」
そう聞かれ、私はくびを横に振る
ピエール「そうか、じゃあどうして君はあんな状態に？」
A「呼び出されたの・・・・・ラブレターで・・・・」
ピエール「あぁ、だからか」
A「怖かった・・・・・ほんとに怖かった・・」
思い出すとまた涙が頬を伝っていく
いつの間にか日は暮れて、あたりは真っ暗になっていた。
きっとショコラたち心配してるよね、今になってそんなことが頭をめぐる。
ピエール「よく頑張ったね」
そういって、私の頭をやさしくなでる。
冷たい手だったが、妙に心地よかった。
そして、彼が私の頭をなでるたび、私の視界は再びにじんでいくのだ
・
・
・
そうしてかれこれ２０分ほどたっただろうか、彼が口を開いた
ピエール「さて、もう遅い。帰ろうか」
A「え・・・帰っちゃうの？」
ピエール「もちろん家まで送るけど・・・・いいの？」
A「え？どうして・・・？」
ピエール「僕はどうやら君と君のペットに嫌われているみたいだからね」
少しうつむいた顔は、影が差してくっきりとした顔立ちを際立たせていた。
女の子のように白い肌、、、、人間じゃないみたい・・・・
A「そ、そんなことない！だってピエールはとっても優しいじゃない！」
ピエール「フッ、君にそう言ってもらえると嬉しいよ」
そういって少し顔を緩ませる。
いつも見ている、完璧な顔じゃない少年のような笑顔は私の心を跳ね上がらせた。
ピエール「じゃあ、帰ろうか」
A「うん！」
はたから見ると、恋人のように見えるのだろうか・・・
私は確実にピエールに惹かれ始めていた。
そして、彼の罠にも着々とかかっていったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかり - 初めまして。続きが凄く気になります。更新頑張って下さい！応援してます(笑) (2019年1月26日 12時) (
レス) id: a446f44fed (このIDを非表示/違反報告)
知穂(プロフ) - 初めまして。続き期待してます (2019年1月6日 4時) (レス) id: b28b656e79 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - はじめまして。この小説の続きを楽しみにしているのですが、もう、執筆されないのでしょうか？ (2018年8月14日 17時) (レス) id: 3588729425 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルイ - やばいやばいやばい！ピエール…演技なのか本心で行動してるのか全くわからない…。夢主、、罠って書いてたから罠に掛かったのかな。。続きとても気になります。更新楽しみにしてます。 (2018年3月29日 2時) (レス) id: 3344530ea6 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜XIII - 続きめっちゃ気になります！更新頑張ってください！ (2017年8月29日 22時) (レス) id: 543590f009 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：魔女meちゃん | 作成日時：2015年9月21日 22時
