美男ですね・・・その後〜柊とあなたの恋物語〜

☆27 笑顔 ページ30

柊「あっちに俺のオススメの食器屋があるんだ。星奈ちゃんと美子のティーカップでも買おう」



柊さんがそう言ったけれど、正直私の耳には入ってこない
だって、2人っきりで、手つないでるし…
男の人と2人きりになるのは5年ぶり


以前付き合っていたヒト
ー翔央ー今はどこにいるのかな…？



柊「ついた、ここだよ」



そんなことを考えているうちに柊さんのオススメの食器屋さんについた



星奈「fairy…」

柊「知ってる？fairy。ここ、俺好きなんだ」

星奈「私も好きです」

柊「そう、良かった」



「fairy」
昔、よく翔央と来た店だ
私、サイテーだ
柊さんといるのに翔央なんかのこと考えて…



柊「星奈ちゃん？どうしたの泣きそうな顔して」

星奈「え…」



ハッと顔を上げると柊さんが心配そうに私の顔を覗き込んでいた
私、どんな顔してんだろう…？



柊「よくわかんないけどさ、今日だけはつらいこと忘れちゃおう？」



柊さん…
理由を聞かずにそっと慰めてくれる彼の優しさが暖かい



星奈「ありがとうございます＾＾」

柊「よし！星奈ちゃんは笑顔が一番！」



ありがとう柊さん

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