10話 ページ10
莉「あ！もしかして高橋くん？」
高「はい！そうです。」
大「カッコええやろ？俺の後輩やで〜！」
莉「うっさい。あんたの方が下手なくせに。」
大「はぁ〜!?それは関係ないやん！」
またふたりで言い争いしとる(笑)
でも結局仲ええんやよね。
そんなふたりを横目に、
高「永瀬廉先輩っすよね…？」
少し緊張気味に聞いてる高橋くん。
廉「せやけど。」
すると目を輝かせて
高「やっぱり！俺の学年でも人気なんで、名前は聞いたことあって。どんな人なんかなぁ思ったら、やっぱイケメンっすね！」
なんて言ってる。
高「ってことで、よろしくお願いします！永瀬先輩♪」
廉「お、おう。」
ふふっ。廉、ちょっと引いてるけど、なんか嬉しそう。
顔に出やすいんだよね。
昔から、そうだった。
先生「はーい！集合ーー！！！」
高「あ、行かなアカンわ。大吾先輩！！行きますよ！永瀬先輩もA先輩も来てくれてありがとうございました！じゃあまた！」
そう言い残して、莉奈と言い合いしてた大吾を引きずって顧問の先生のところに走っていく。
なんか可愛いなぁ…高橋くんって。
ずっと見てても飽きないかも。
廉「よし、帰るで。」
そう言うと同時に私の手をしっかり握り歩き出す。
A「あ、ちょ、廉？じゃあね、莉奈！先帰る！」
莉「はいは〜い！じゃあね〜！」
廉、どうしたの…？
なんか機嫌悪い…？
隣を歩く廉の横顔は、何を思っているのかまったく想像がつかなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：西野恭亜 | 作成日時：2018年11月25日 22時
