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23話 ページ23
莉奈「…で、結局それってさ、なんなの？」
A「なんなのって言われても…」
昨日からの出来事を簡単に莉奈に話すと、
『なんなの？』と返されてしまった。
莉奈「だってさ！Aしかおらん。は分かるけど、好きとも言わず付き合うわけでもなく、曖昧なのは変わらんわけやん？」
確かにそれはそうだった。
廉の言葉、行動…
全部嬉しかった。
けどそれと同時に、曖昧なのが今までよりも
歯がゆく感じているのも隠せなかった。
莉奈「…Aはさ、廉のことどう思ってるん？」
A「…わからない、」
廉は大切なひと。
守ってくれるひと。
一緒にいてくれる、居心地がいい。
いろんなことを思うのに、
それにぴったりな表現が見つからなかった。
莉奈「Aが廉をどう思うかわからないうち、
曖昧な感情は消えないよ。」
莉奈は真剣な目で話す。
廉のことを…どう思ってるのか。
わからないけれど、廉を思うと
離れたくない
ただひとつの願いがあった。
続く (更新停止中)
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作者名：西野恭亜 | 作成日時：2018年11月25日 22時
