キスと約束 (ページ20)

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20話ページ20

廉「Aー、なんか食べる？」

A「んーん、いらない。」

廉には、大丈夫なん？って心配されたけど、リビングへ降りて来た。

何しよ…。

あ、そうだ。

A「廉、ドラマ見よ！」

ドラマ？興味な。

なんて言いながらもソファーに座り、私を足の間に座らせる。

A「見る気満々じゃん(笑)」

廉「うるせ、」

そんなやり取りもドラマが始まればなんとなく終わり、文句を言ってた廉も興味津々で見いっていた。

でも、私は途中で気づく。

男子とふたりで恋愛ドラマ見るって、結構気まずくない？

今までこのドラマはひとりで見てたから、なんか恥ずかしい。

廉の体温が背中から伝わってきて集中して見ることが出来ない。

今度もう一回ひとりで見よっと、

呑気に見てたら、最大級に恥ずかしいシーンが。

キスシーンからの、ちょっと大人なシーンまで。

廉「…ん？A顔赤いで？(笑)」

A「うるさ…///」

廉にちょんちょんと耳を触られる。

A「も、やめてや！///」

廉「…A、」

A「なに、っ…！」

いきなり重なった唇。

そのままソファーに押し倒される。

A「廉…？」

廉「ドラマみたいに、続きしちゃう？(笑)」

A「バカ、するわけないやん///」

廉「俺、結構本気やで…？」

前髪からうっすら見える廉の目はどこか寂しそうだった。