キスと約束 (ページ14)

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14話ページ14

大吾side

今日の昼は莉奈が、『久しぶりに男女別れて食べよ！』って提案したから、廉とふたり。

大「…は？今なんて言った？」

廉「やから、昨日Aにキスしてもうた。ちゃんと聞いとけアホ。」

いや、いつものことちゃう？

そう思った俺がバカだった。

廉「今までで一番深いやつ、してもうた…///」

大「え、それって、ディー」

廉「ちょっ！///それはちゃう///」

大「舌入れてへんの？」

顔を真っ赤にしてコクンと頷く廉。

Sなふりして、意外と素直なんやよなぁ(笑)

けど、このままじゃアカン気がする。

大「…廉さ、Aの気持ち考えたことある？」

廉「は？」

何言っとるん？

そんな顔して俺を見る廉。

大「Aからしたら、彼氏でも好きでもない男からキスされるんやで？廉は好きやからええかもしれんけど…」

廉「いや、ちょっと待って！俺、別にA好きちゃうけど？」

大「は？」

今度は俺が

何言っとるん？

って廉を見る番や。

廉「いや、俺一言でもAが好きって言った？」

大「や、言ってへんけど…マジで？」

てか、キスしてる時点で好きやと思うやろ普通。

廉「おん。マジやで。」

平然と言う俺の親友は、やっぱどっかの頭のネジが外れてるみたい。

大「じゃあ、なんでキスするん？キスだけやないで？手繋いだりハグしたり…。俺とか莉奈の前でもするやん！なんで!?」

廉「おもろいから？」

頭いいくせしてバカなん？

そうツッコみたくなるのを我慢して、

大「ちょっとはAの気持ち考えろよ。…ついでに俺の気持ちも。」

そうつぶやいた。