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2話 ページ2
学校から帰って、いつものように夕飯の支度をして、お母さんの帰りを待っていた。
けれど、お母さんが帰ってくることはなかった。
突然鳴った携帯。
告げられたのは、お母さんの死。
大きな交通事故だったらしく、救急車が到着した頃にはもう…。
電話を切ったあと、私は泣き崩れた。
もう、どれぐらい泣いていたのか分からなくなった頃、静かな家にインターホンがなり響いた。
A「…はい。」
涙を拭う余裕もなく、そのままドアを開けた。
廉母「Aちゃん！」
そこにいたのは、廉と、廉のお母さんだった。
廉母「Aちゃん、しばらくうちに来なさい。」
私のお母さんのことを知った廉のお母さんは、すぐにうちに来てくれたらしい。
他に身寄りもない私は、コクンとうなずき、廉の家にお世話になることにした。
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作者名：西野恭亜 | 作成日時：2018年11月25日 22時
