48▽門出の日。 ページ48
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「ふぅ〜こんなもんかな、」
約１ヶ月過ごしたわけで、初日より増えた荷物をキャリーバッグに詰め終えた。
入らなかった荷物は手提げカバンに入れたりした。
「本当に帰っちゃうの〜？」
リビングのテーブルの椅子に腰掛けながらむーっとした表情のガトゥーマがちらりと聞く。
「帰るよ？そういう話だったでしょ、」
「Aちゃん、俺と離れても全然辛くないんだ！」
わ〜ん！と効果音が付きそうな大げさな泣きまね。
みんなとは初日では想像出来ないほど仲良くなった。
普段だったら何なの？なんて悪態つくところだけど、今回ばかりはそうもいってられなくて、思わず感慨深くなってしまう。
「まあ、死ぬわけじゃないんだし？
また会えるよ、」
ガトゥーマの背中を撫でてやる。
「A、イケメンすぎない？」
「あれじゃどっちが女でどっちが男か分かんねえな、」
と萩ちゃんとさなぴーが話してる。
ガトゥーマを撫でたあと、ふぅ〜、一息ついて、リビングに集まっている7人を見渡す。
「まあね、7人分もお礼言ってると長くなっちゃうから言わないけど、」
「あ、この期に及んで言わないんだ」
萩ちゃん、毒舌...。
「いきなり来たどこの馬の骨かもわからないわたしを、
あれ？でもおじいちゃんの孫だって知ってたわけだし、どこの馬の骨かわからないってわけではないのか？」
その場で少し考え込む。
「話初めからそんなんで大丈夫？」
...顕嵐。
「まあ、いきなり来たわたしを受け入れてくれてありがとう、
部屋はないし、一人態度悪かったけど、」
「俺のことね、」
とやっすー。
「今考えたら、7人の男の子の中に放り込んで？
込まれてないから、飛び込んで？
あまりにも浅い考えだったな〜と今になって思うし、セクハラまがいなこと何度もされたり、明らかにナメられてるし、扱い女の子じゃないし...、
でもすごい楽しかった！」
思わず、じーんと静まる。
「あ、そうだ、結局みんなの職業わからなかったけど、
ねえ、やっぱりアイド...「あ、A もう時間やばいんじゃない？」
ちょっと！？
やっぱり遮る...！
もうここまで来たらそう言ってもらわないと困るわ。
「うん、そうだね、」
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美心(プロフ) - 面白かったです！続編は……ないんですか？ (2018年1月22日 21時) (
レス) id: 194dcbcfe4 (このIDを非表示/違反報告)
スパドラ×Y.N - とても面白く素敵なお話でした！あの、続編を書かれるご予定はないのですか？ (2017年10月26日 22時) (レス) id: 834e70f408 (このIDを非表示/違反報告)
松クララ （！）(プロフ) - いえいえ ！ これからも読ませていただきます ！ 素敵なお話をありがとうございます ！ (2017年1月24日 1時) (レス) id: 23a2cbefbe (このIDを非表示/違反報告)
メルト(プロフ) - 松クララ （！）さん» 修正しました。ご迷惑おかけしてすみませんでした！ご指摘ありがとうございます(; ;) (2017年1月23日 17時) (レス) id: d8f7a2b543 (このIDを非表示/違反報告)
松クララ （！）(プロフ) - 名前 諸星翔希 だとおもいます ！ (2017年1月23日 4時) (レス) id: 23a2cbefbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きら | 作成日時：2016年10月8日 21時
